ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街

チャイニーズチキン弁当(L)\550+ラッキーシェイク(モカ)\230 ★★★★+

ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街 

函館市を中心に展開する個性派ハンバーガーチェーンだ.
通称”ラッピ”.

大手ハンバーガー屋を尻目に,地元民のみならず,観光客にも絶大な人気がある.
函館の食文化の中でも全国に誇ることのできるお店の一つなのだ.

ラッピは,1997年(平成9年)に1号店を出店.
現在16店舗を展開している.
各店舗ごとに異なるテーマの奇抜な外観や内装に特徴がある.

ここ十宇街銀座店のテーマは,”さんたが函館にやってきた!”.
年中,サンタクロースの飾り付けで溢れているのだ.
この三階建ての建物は,旧対馬理容院(大正11年)の建物を利用したもの.
実に赴きがある.
ファンタジアクロス”十字街”に近く,デートにはお薦めのラッピだ.

11年ぶりの訪問.
実に懐かしい.

ラッピには,ダントツ人気のチャイニーズチキンバーガーのほかに,チャイニーズチキンカレー,チャイニーズチキンオムライスなどの人気メニューがある.

だが,じょばんにのおすすめは,チャイニーズチキン弁当.
チャーニーズチキンが入った二段海苔弁当だ.
チャイニーズチキンの味が素直に味わえるからだ.

チャイニーズチキンは,少し甘めの中華風鶏の唐揚げ.
これが旨いのだ.

なお,ラッキーシェイクの味は,辛党のじょばんにには,何とも評価し難い.
クリーミーでバニラの効いた冷たいアイスクリーム味.
これに,ストロベリー,モカ,胡麻などのバリエーションがある.
これも人気メニューであるところをみると,おそらく旨いアメリカンスタイルのシェイクなのだろう.
(2013/9)


ラッキーピエロ 十字街銀座店
 函館市末広町8-11
 無休/10:00~24:30(土10:00~25:30)
 1997年(平成9年)
 http://www.lplp.jp

ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街 

<メニュー>
チャイニーズチキンバーガー\350
ラッキーエッグバーガー\390
トンカツバーガー\380
テリヤキバーガー\330
エビマヨバーガー\420
THEフトッチョバーガー\780
函館山バーガー\1100
チャイニーズチキンカレー\700
チャイニーズチキンオムライス\750
ほか 多数
(2013/9)

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かね久 山田/函館 宝来町

かけもりセット\800 ★★★★★

かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町 

このお店で最初に”津軽蕎麦”を食べたのは,函館に単身赴任した2002年4月のこと.
その旨さに大いに感動したものだ.

創業は1918年(大正7年).
当時の津軽蕎麦を伝承するお店だ.

津軽蕎麦は,水でふやかした大豆をすりおろして搾った呉汁(ごじる)をつなぎに使うところに特徴があるようだ.
津軽蕎麦とこのお店の歴史については,こちらの記事が詳しい.

土曜と第3日曜が定休日の上に,開店から2~3時間で売切終了となってしまうハードルの高いお店だけに,なかなか再訪がかなわず,あれから11年が経ってしまった.
女将さんらは元気にやっておられるだろうか・・・

お店は,基本的に前とは変わっていない.
女将さんもお元気なご様子だ.

前はなかった”かけもりセット”というメニューができている.
このお店は,蕎麦の量が少ないため,かけそばともりそばの両方を注文して食べるのが通とされていた.
そんなわけで,こんなメニューができたのだろう.

まずは,”もり”から・・・
次いで,食べ終わるころに”かけ”が配膳される.

強いコシのある蕎麦は,風味・味とも完璧に近い.
ウルメイワシだけで取ったという深みのある出汁は,控えめな味のかえしとともに,蕎麦の良さを際立たせている.
思わず唸りたくなるほどに旨いのだ.
かつ,しみじみと旨い素朴な蕎麦でもある.

次の訪問は,何時になるのだろうか・・・
何回でも食べたくなる激旨蕎麦だ.
蕎麦好きの方には,是非ともおすすめしたい.
(2013/9)


かね久 山田
 函館市宝来町25-2
 土・3日休/11:30~14:00(売り切れ次第終了)
 1918年(大正7年)

かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町

<メニュー>
かけもりセット\800
かけ\500
もり\500
大もり\700
大かけ\700
ざる\650
大ざる\800
月見\600
とじ\600
花巻\650
とろろ\650
そばがき\700
御飯\200
おみやげ\500
(2013/9)

マル米食堂/函館 若松町

ホタテフライ\500+サッポロ黒ラベル ★★★★++

マル米食堂/函館 若松町マル米食堂/函館 若松町 

スープうどん\550 ★★★★+

マル米食堂/函館 若松町マル米食堂/函館 若松町 

函館在住当時は,数回訪問しただけの大衆食堂だが,今や,こよなく愛する函館のmy大衆食堂.
父さんと母さんがいい味を出しているのだ.
しかも,どのメニューも昭和ノスタで実に旨い.

さてさて,そういえば,このお店の代表的メニューをアップしていなかったのに気がついた.
”ホタテフライ”だ.
津軽海峡から噴火湾にかけて水揚げさえるホタテの味は,超一級.
それを,丸ごと揚げて,ザクザクと切って提供するのが,このお店のホタテフライだ.

これが実に旨い.
サクサクに揚がった衣に,ホタテ特有の旨味と甘味がギュッと凝集されている.
函館でもホタテフライを提供するお店は決して多くはない.
函館の隠れたグルメの一品といってよい.
これをアテにして飲むサッポロビールが旨いのは当然だ.

次は,長らく謎に包まれていたこの一杯.
この食堂のオリジナルメニューの”スープうどん”だ.

何と,登場した彼のものは,このお店の塩ラーメンのスープに”うどん”を合わせたもの.
具も塩ラーメンと同じ.
叉焼・麩・メンマ・ネギなどだ.

函館といえば,我が国の中華そば(塩味南京そば)発祥の地との説が有力だ.
名古屋では,うどん汁と中華麺を融合させて名古屋”中華そば”が形成された.
函館では,その逆の発想で”うどん”を作ろうとしたお店があったのだ.

函館では一般的なメニューではないにしろ,これには驚かざるを得ない.
改めて,我が国の麺文化の奥深さを思い知らされるのだ.

函館ラーメン伝統の豚骨清湯塩スープにうどんが合わないわけがない.
旨いではないか.
(2013/6)

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小いけ 本店/函館 宝来町

焼きカレー(サラダ付)\1050 ★★★★+

小いけ本店/函館 宝来町小いけ本店/函館 宝来町小いけ本店/函館 宝来町 

久しぶりの小いけ本店だ.

10年前,函館に単身赴任していたあの時代.
小いけのカレーほどよく食べたものはない.
宿舎が近かっただけでなく,感動的なカレーだったからだ.

小麦とカレー粉の焙煎感抜群の昭和ノスタなこのお店のカレーは,全国でも屈指の旨いカレーなのだ.
五島軒もさることながら,函館の誇るべき旨いカレー屋といい.

今日は,懸案メニューだった焼きカレー.
ホタテなどの魚介カレーにチーズと玉子で焼き上げたドリア風のカレーライスだ.
やや,カレーの風味は落ちるが,小いけのカレーらしさが出た熱々のカレーだ.

今日のように寒い日には身も心も暖まる.
石油ストーブの力強い炎に支えられて暮らした,今はなきあの木造の家での冬の懐かしき日々が思い起こされる.
(2013/2)

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鳳蘭/函館 松風町

チャーシューワンタンメン\800 ★★★★+

鳳蘭/函館 松風町鳳蘭/函館 松風町鳳蘭/函館 松風町

約10年ぶりの鳳蘭だ.
創業1950年(昭和25年).

王さん((昭和21年)や 汪さん(昭和23年)が次々と閉店してしまった今,函館大門界隈に残る戦後昭和間もなくに創業した数少ないラーメン屋になってしまった.

味は前と変わらない.
スープにしろ麺にしろ,伝統的な函館ラーメンの味わいを引き継いでいる.

黒縁のもも肉叉焼が旨い.
ワンタンの具もしっかりとした味付けだ.
ノスタな味わいがいいではないか・・・

鳳蘭/函館 松風町 

なお,恨めしそうに店内を覗いていたネコちゃん.
店主に餌をもらって満足げだ.
(2013/2)

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福々亭/函館 大町

ネギラーメン(塩)\600+半チャーハン\420 ★★★★★

福々亭/函館 大町福々亭/函館 大町福々亭/函館 大町 

”じょばんに”の函館在住時,函館塩ラーメン三傑の一店と評したお店だ.
このお店の塩ラーメンがどうしても食べたくなって,重い腹を抱えながらの訪問だ.
思い出して見ると,何と,10年ぶり.
どうして,こんなに時を経てしまったのかは実に不可解だ.

創業1976年(昭和51年).
今日も地元のお客で大いに賑わっている.
カウンターに陣取って注文を済ませる.
今日はあれだけ食べ歩いたのに,よくもまあ,これだけ食べようと思うことに我ながら感心する.
まだまだ.”生”への執着心がある証左に違いない.

やっぱり旨い.
透明度の高い深みのあるあっさり塩スープは絶品だ.
ネギの風味が加わって実に旨い.
久しぶりの日の出製麺の中太縮麺は,シコモチ.

パラパラチャーハンも昔ながらでいけている.

函館中心部からやや離れた場所にあるが,市電”どっく前”行きに乗って大町電停で降りればすぐそこだ.
本物の函館塩ラーメンが食べたいと思う観光客の方々には,かつて遠洋漁業で栄えた旧函館市街の昭和ノスタな雰囲気を味わった後に,是非とも食べていただきたいお薦めの函館ラーメンなのだ.
(2012/10)

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ゆうみん/函館 大門

函館チャンポン麺+半チャーハンセット\890 ★★★★++

ゆうみん/函館 大門ゆうみん/函館 大門ゆうみん/函館 大門  

大門界隈で終戦直後から続いてきた”王さん”や”汪さん”なき後は,やはりこのお店だろう.
ああそういえば,"鳳蘭”が頑張っているが,ここは次回に・・・

創業1946年(昭和21年).
店が新しくなってから3年ぶりの訪問だ.

代替わりして新店舗となったとはいえ,このお店のチャンポン麺は,オリジナリティーがあって旨い.
”函館チャンポン麺”と呼ぶにふさわいい.
今日は,唐辛子5本で・・・
通常の辛さは,唐辛子3本だ.
名物の”春巻”も食べたいところだが,後の予定がもう一杯あるのでパス.

十分な旨味のあるスープにパンチの効いた辛味が絶妙だ.
様々な具から出た旨味と相まって旨い.
モチモチの中太縮麺もいける.
先代のチャンポン麺と比べると,ワイルドさには欠けるが,これはこれでいける.
やや薄味だがチャーハンもよい.

新しい味を目指して若い世代が頑張っている.
函館観光に行かれる方にもお薦めできるメニューだ.
(2012/10)

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津軽屋食堂/函館 大門

いか煮\250 ★★★★++ ポテサラ\170 ★★★★

津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門

マル米でほろ酔い気分になって,津軽屋の蕎麦でも食べようかとこのお店へ・・・
ずっと気になっていながら,訪問の機会を失していた昭和の大衆食堂だ.

現経営者が営業を引き継いだのは1965年(昭和40年).
お店は,それ以前からあったそうだ.
店名からして,創業者は津軽の方なのだろう.

蕎麦を食べようと思いつつも,店内ケースの豊富な”おかず”を見て飲みモードに・・・

旨いいか煮ではないか.
もともと素材のいかが旨いのはもちろん,煮汁がいかの表層に達し,絶妙な煮つけになっている.
いか刺しもいいが,煮物も旨い.

ポテサラは,昔ながら.
生ビールがすすむ.

ああ,またやっちまった.
最近のいかれた”じょばんに”は,敬愛すべきこちらのブログの影響か,ノスタなお店での酔いどれモードにはまっている.
(2012/10)


津軽屋食堂
 函館市松風町7-6
 木休/10:30~20:00
 1965年(昭和40年)以前

津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門

<メニュー>
御飯\170(小\90)
みそ汁\70
各種おかず\80~\450
カツ丼\650
カツカレー\650
そば・うどん\300~\550
など
(2012/10)

来々軒/函館 末広町

タンメン\700 ★★★★

来々軒/函館 末広町来々軒/函館 末広町

塩味と思いきや醤油味のタンメンだ.
東京とは,タンメンの概念が違うのには驚かされる.

やや甘めの化調が効いたスープ.
これが何とも昭和ノスタルジックだ.
これに,このお店の中細直麺がよく絡む.
火当てした野菜や豚肉はボリュームがある.

このお店らしい昔懐かしい旨いタンメンだ.
(2012/3)

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元祖 小いけ/函館 宝来町

カツカレー\890 ★★★★+

元祖 小いけ/函館 宝来町元祖 小いけ/函館 宝来町元祖 小いけ/函館 宝来町 

こちらのお店も10年ぶりの訪問だ.

小いけ本店と元祖小いけの関係については,小いけ本店の店舗情報をご覧いただきたい.
戦後間もなく故小池小池義次郎氏が考案した小いけのカレーは,五島軒のカレーと並ぶ旨い函館カレーであることは間違いない.
店の正当性がどちらかにあるかはどうでもいいことだ.
問題は,どちらが旨いか,どちらが好みかということだろう.

焙煎された小麦粉を使っているところは本店と同じだ.
焙煎感は,本店よりも弱く粘度はやや低めだ.
その分,カレーの風味がはっきりとしている.
しかも,本店よりも遙かに辛い.
カレーにキレがあるといってよい.
旨い.

カツは,やや薄めだが,サックリと揚がっている.
カレーソースとの相性もバッチリでこれもいける.

本店とは甲乙つけ難い.
個人的には,どちらかといえば,小麦の焙煎感の強い本店の方が好みといえようか.
(2012/3)

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汪さん/函館 松風町

掛焼めし(かけ炒飯)\750 ★★★★★

汪さん/函館 松風町汪さん/函館 松風町汪さん/函館 松風町 

実に10年ぶりに食べるこのお店のかけ炒飯だ.
代表的メニューの一つ.

ベースの炒飯が秀逸だ.
ザ・炒飯といってよい.
これに,野菜や肉やエビがたっぷりと入った極旨の餡が絡む.

至福の味わいだ.
(2012/3)

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滋養軒/函館 松風町

チャーシューメン(醤油味)\700 ★★★★++

滋養軒/函館 松風町滋養軒/函館 松風町

函館出張,9年ぶりの滋養軒だ.

やや甘味のある醤油ダレにこのお店のクリアな清湯スープ.
生姜の風味が心地よい.
やっぱり旨い.

これに小麦の風味がよく感じられる自家製中細直麺がよくマッチしている.
昔ながらの肩ロースの叉焼は,やや濃いめの味付けだがこれもいける.

函館屈指のラーメン老舗店の力は健在だ.
(2012/3)

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洋食 すわ/函 若松町

カツマロ\700 ★★★★+

洋食 すわ/函 若松町洋食 すわ/函 若松町

市役所近くの街の昭和の洋食屋だ.
じいさんとばあさんでやっている.
かつては,近くでラーメンもあった”食堂すわ”も営業していたが,閉店してしまったのは残念だ.

9年ぶりに名物の”カツマロ”が食べたくなったので訪問した.
じいさんとばあさんは,未だお元気のようで何よりだ.

カツマロとは,鉄板ナポリタンの上に薄焼き玉子,カツが載せて,デミグラスソースをかけたオリジナル洋食だ.

ナポリタンは,正に昭和の昔ながらのもの.
カツは,薄切り肉がサックリと揚がっている.
これに薄焼き玉子と甘さ控えめのコクのあるデミグラスソースとのコラボで食べる.

決してメチャウマというわけではないが,何ともいえないノスタルジック感と満足感がよいのだ.
一度はお試しあれ.
(2012/1)

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星龍軒/函館 若松町

炒飯セット(正油)\780 ★★★★+

星龍軒/函館 若松町星龍軒/函館 若松町星龍軒/函館 若松町 

今日は,このお店の正油ラーメンを食べに訪問だ.

正油ダレに特徴がある.
解析不能なやや甘めのコクと旨味がある.
ニンニクも入っているようだ.
これに,このお店の清湯豚骨ベースのスープの旨味が加わった奥深い味わい.
さすがに旨い.

麺や具は,塩ラーメンと同様の構成.
出口のツルモチの中細直麺がいい感じだ.

炒飯は昔ながら.
ラードでご飯,玉子,玉葱,叉焼がよく火当てされている.
ラードの香ばしさがノスタルジックだ.
(2011/12)

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阿佐利/函館 宝来町

Bランチ\1400 ★★★★+

阿佐利/函館 宝来町阿佐利/函館 宝来町阿佐利/函館 宝来町

函が横浜や神戸などとともに開港したのは,幕末期の1859年(安政6年).
以後,函に洋食文化が流入した.

北海道に現存する最も古い洋食屋は”五島軒”(函館市末広町/1879年・明治12年)だ.
今ではカレーが有名だが,元々はロシア料理のお店として出発した.
次いで,北海道開拓使の官営ホテルとして建設された”豊平館”(札幌市/1880年・明治13年),日本で最初のラーメンを発売したとされる洋食店”養和軒”(函館市末広町/1882年・明治15年)へと続くのだが,残念ながらその時代の味は現存していない.

”阿佐利”の創業は,1901年(明治34年).
創業者は,土橋多治氏,精肉店から出発した.
数年後,二階で牛鍋屋を始めたとされている.
現在も店舗一階に残る阿佐利精肉店は,このお店の歴史なのだ.

なお,この精肉店で販売されているコロッケは,一日平均800個作るそうだが,数時間で完売.
売るものがなかった戦時中の昭和15年ころ,先代の女将さんが販売したのが始まりだそうだ.

二階の座敷は実にクラシック.
幕末の武士が襖を開けて飛び出してきそうな雰囲気だ.

すき焼きは,どちらかというと薄味の割下で煮込まれている.
いわゆる関東風のすき焼きだ.
ランチのすき焼きの牛肉は,このお店で使われているA5ランクの肉ではないそうだが,それなりに旨い.
しかもボリュームもある.

熱々の名物コロッケはサクサク.
ジャガイモと挽肉が何ともノスタルジックな味わいだ.

これにシャーベットとコーヒーがつく.
それでいてこの値段はCPの高いランチだと思う.
(2011/12)

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櫻井ラーメン店 櫻井家/函館 十字街

秘伝黒しょう\750 ★★★★+

櫻井ラーメン店 櫻井家/函館 十字街 

本通にあった櫻井ラーメン店が十字街に移転してきた.
2010年11月のことのようだ.

スープは,札幌/村中系ライクなコク醤油味だ.
ベースは,動物系+野菜系.
旨味とコクが十分で,やや甘め.
脂が多いところもよく似ている.
旨いスープだ.

櫻井ラーメン店 櫻井家/函館 十字街 

麺は,久々に食べる日の出製麺の中太縮麺.
シコモチした食感.
このスープによく合った旨い麺だ.

バラ肉叉焼は,柔らかくて旨い.
シャキシャキメンマにキクラゲ.
どちらもいい食感をしている.

函館のオリジナルラーメンだが,美味しく食べられる.
(2011/7)

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jolly jellyfish from CALICALI/函館 宝来町

ステーキピラフ\1200 ★★★★++

jolly jellyfish from CALICALI/函館 宝来町jolly jellyfish from CALICALI/函館 宝来町

函館単身赴任時代の”じょばんにの家”近くにあった.
ちょくちょくと行っていたお店だ.
”カリベビ”とともに,函館で昭和のアメリカンなレストラン&バーの風情が味わえる.

このお店の名物は,ステーキピラフ.
バターライスの上に,牛ステーキが載ったもの.
久しぶりに食べてみたくなって立ち寄ってみた.

登場したステーキピラフ.
以前と変わらない味ではないか.

ステーキがレアでしかも柔らか.
牛肉の旨味がその上にかけられた甘いソースとともに実に旨い.
ピラフとの一体感もよく,満足感の高い一品となっている.

オールドスタイルのお店の雰囲気もよく,一度は行ってみる価値のあるお店だ.
なお,ジェリーフィッシュとは,くらげのこと.
(2011/7)

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東京庵/函館 十字街

チャーシューメン(塩)\750 ★★★★++

東京庵/函館 十字街 

南部坂下にある老舗の蕎麦屋だ.

このお店も函館に赴任した2002年当時,早々に訪れたお店の一つ.
函館に東京庵とはいかがなものかと思ったことをよく覚えている.
調べてみると,初代が函館に江戸前蕎麦のお店を開きたいと考えて屋号を東京庵としたようだ.

当時,蕎麦を食べるつもりで入ったのだが,メニューを見てびっくり.
何とラーメンメニューがたくさんあるではないか.
即刻,塩ラーメンを注文した.
スープは,豚骨清湯塩味の伝統的な函館ラーメンのそれだった.
大いに感動したものだ.

久しぶりにこのお店のラーメンが食べたくなって入店.
今日は,塩味と正油味のコラボが楽しめるチャーシューメンにしてみた.

スープは,伝統的な函館ラーメンのスープに叉焼の煮汁が溶け出して塩と正油の中間的な味になっている.
これがとても旨い.
丁度,昭和苑(函館/昭和)のチャーシューメンのスープのような味だ.

麺は,中細の直麺.
例によって柔な茹で加減だがこれがよい.
レトロな味わいがたまらない.

叉焼は,昔ながらの肩ロース.
しっかりと煮込まれていてパサパサ感が強いが実に昔懐かしい味で旨い.

次回は,正油ラーメンを食べてみたいところだ.
(2011/4)

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CALIFORNIA BABY/函館 ベイエリア

シスコライス\690 ★★★★★

CALIFORNIA BABY カリフォルニアベイビー/函館 ベイエリアCALIFORNIA BABY カリフォルニアベイビー/函館 ベイエリア 

あれは函館に赴任して間もない2002年4月下旬のことだ.

よく晴れた休日の午前,ベイエリアを散歩した.
腹が減った.
西波止場美術館の横にある白いクラシックな建物に興味が湧いて,窓から店内を覗いてみた.
何と,ウッデーな店内は昭和のアメリカンスタイルではないか.
函館にこんなお店があったんだ.
そう思いながら入店.

ライスメニューのトップはシスコライス.
聞き慣れぬメニューにいったいどんな食べ物なのか店員に聞いてみた.
店員が写真を持ってきて,こんなものだと説明してくれた.
要するに,バーターライスの上にフランクフルト,これにミートソースをかけた一品だ.
このお店のオリジナルのようだ.
サンフランシスコの味をイメージさせる点で,ネーミングもいい.

食べてみると,意外ににも,バターライスとミートソースの相性がとてもよくて旨かった.
しかも,食べたことはないのに,どこか昭和を感じさせる昔懐かしさ漂う味.
魚貝や塩ラーメンといった函館の味とは違う驚きの味を感じだものだ.

あれから9年.
また,あの何ともクラシックな味を思い出して訪問してみた.

このお店にはバドもあるのだが,今日はハイネケンと一緒にいってみよう.
たっぷりのバターでくるまれた固めのライスに,丁寧に作られたミートソースが絡んで実に旨い.
突出していないマイルドの甘さがいい感じだ.
これに卓上のタバスコをかけると,ピリ辛味になってなお旨い.
フランクフルトがこれまたよく合っている.

変わりのないあのときの味だ.
函館在住当時の記憶がよみがえってくる.
(2011/4)

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ごんちゃんラーメン/函館 谷地頭

チャーシューメン(正油)\880 ★★★★

ごんちゃんラーメン/函館 谷地頭 

初めてこのお店を訪れたのは何時のことだったろうか.
僕が函館に単身赴任して間もないころだったから,2002年4月のことに間違いない.

青柳町の”じょばんにの家”に住むことになった僕は,初めての北海道勤務に気をよくして,近くの飲食店を毎日食べ歩いたものだ.
ごんちゃんは,そんなお店の一店.

谷地頭の肉屋に併設されたラーメン屋だ.
肉屋の奥にある.

初めてここの塩ラーメンを食べたとき,一口,スープの味のなさに驚いたものだ.
話し好きで心温かい母さん曰く.
健康ラーメンを目指しているとのこと.
塩分半分,脂分カット,薬草を入れた無添加のスープ.
そんなラーメンを作っているということだった.
でも,食べ進むうちに,滋味深かい自然なスープに感動したものだ.
「全部飲んで行ってね」
母さんは何度も言っていた.

在函館少年さんのブログに触発されて,久しぶりに訪問してみた.

今日は,函館には珍しく綺麗なパウダースノーが降っている,
おや,暖簾が出ていない.
やっていないのかと思ったがドアを開けて入店.
ごめんくださいと大声で叫ぶと,いつも寡黙だった父さんが出てきてくれた.
やってますよと・・・
最後に食べたときから,もう8年も経っているのに,全くお変わりないようだ.

ラーメンが出来上がる前,名物母さんが登場.
前に何度が来たことがあることを告げると,あれこれ界隈の昔話に・・・
母さんもお変わりないようだ.

父さんが作ってくれたラーメンは,湯気がもうもうと・・・
脂分がほとんどないことの証拠だ.
ラーメンブロガーにとっては,撮影困難な状態なのだ.

母さんに頼んでうちわであおってもらった.
「もっと,もっと・・・」
湯気が飛んだ瞬間をパチリ.
母さん曰く.
「うまく撮れたかなあ・・・」

スープは,一口,やっぱり水っぽい.
だが,食べ進むうちにじゅんわりとスープの旨味が湧いてくる.
動物系と魚介系が一体となった八王子系スープの趣を感じさせる奥深いあっさり正油味だ.

ごんちゃんラーメン/函館 谷地頭 

麺は,中細縮麺.
モチモチ系でこれはもいける.

チャーシューが旨い.
肉屋のチャーシューだから当然のことだろう.
もも肉の旨味が自然な味付けで作られている.
何枚も入った大振りのチャーシューはボリュームもある.

決して,いわゆる旨いラーメンではない.
だが,母さんの心遣いとともに心温まる一杯であることは間違いない.
母さんの「また来てね」という言葉に送られて雪道を歩くとき,何故か体全体がポカポカと温かく感じられるのだ.
(2011/1)

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丸八商店/函館 十字街

塩ラーメン\550 ★★★★

丸八商店/函館 十字街 

2008年9月に惜しまれつつ閉店した鳳来軒の跡にできた新店だ.
3/3オープン.

店内は,鳳来軒のときのままだ.
先客1名.
カウンターに座ってメニュートップの塩ラーメンを注文する.

伝統的な函館ラーメンの塩スープだ.
豚骨清湯だが,透明度はあまり高くない.
やや化調が強いものの,ベースの旨味はよく出ている.

麺は,細縮麺.
玉子麺のようだ.
麺硬なのは良い.

もも肉叉焼は,食べ応えがある.
大振りのコリコリメンマもいい.

玉子は,茹で玉子.
塩ラーメンにはこれでいいのかもしれないが物足りない.

オーソドックスな函館塩ラーメンを目指しているようだ.
名店鳳来軒の跡での営業だけに頑張ってもらいたいものだ.
(2010/4)

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あじさい 紅店/函館

箱館南京そば\850 ★★★★

あじさい 紅店/函館

新年あけましておめでとうございます.
今年も頑張ってアップしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします.

さて,正月は,やっぱりおせちや餅だ.
というわけで,昨年12月末の函館の未アップ分を紹介することにしよう.

2009年に開港150周年を迎える函館.
これを記念して2008年10月に「開港5都市麺フェスタ」が開催された.
開港5都市とは,横浜,函館,長崎,神戸,新潟のことだ.

イベントの目玉は,函館の南京そば.
明治17年に養和軒(現在の末広町)で提供された日本最古とも言われる幻のラーメンの復刻バージョンだ.
復刻に挑戦したのは,昭和苑,あじさい,元祖バスラーメン,えん楽,ずん・どうの店主ら.
函館南京そばの会(会長:昭和苑の平原さん)を結成したようだ.

復刻に当たっては,文献調査や関係者からの聴取が行われたとのこと.
戦前に南京そばを食べたことのあるあじさい代表の東さんの記憶も元になっているらしい.

その結果,麺は,道産小麦の全粒粉を使用.
製粉技術が発達していなかった当時を考慮して,石臼引きのものと現代的に製粉したものをブレンドしたそうだ.
もちろん無添加,包丁切りのようだ.
スープは,当時の販売価格が15銭(現在に換算すると1500円)と非常に高価だったことを考慮し,当時,最も値段の高かった丸鶏を使用.
更に道南産の昆布を使ったようだ.
塩は,岩塩とのこと.
具は,東さんの記憶を基に,錦糸卵,ほうれん草,ネギ,銀杏など.

残念ながら,麺フェスタには行けなかったが,この南京そば,昨年12月から,復刻に当たった5店舗で提供が始まった.
というわけで,今回は,あじさいで食べてみることにした.
さて,そのお味は・・・.

登場した南京そば,まるでゲゲゲの鬼太郎の父さんのような器に盛られている.
モダンなイメージの美しい盛りつけだ.

スープは,予告どおり,鶏の旨味が強く出ている.
昆布の味も相当に感じられる.
あじさいの得意とするところだ.
ややぬる目なのが気になるが,旨い.
これに付属の鶏油とあじさい自慢の卓上のラー油を入れると,風味・コクともにアップする.

あじさい 紅店/函館

麺は,低かんすい気味のツルツルした平打ちの中細直麺だ.
全粒分を使ったというだけあって自然な味になっている.
蕎麦とうどんの中間のようなイメージで,ラーメンらしさは弱いがこれもハイレベル.

叉焼は,ホロホロ系の鶏叉焼だ.
非常に薄味.
ほかに,錦糸玉子,ほうれんそう,ぎんなんだ,
これにあじさいバージョンとして,にんじん,きゅうりが入っているが,やや過剰気味.

全体として,レトロな出来だ.
派手さはないが,自然な味でなかなか旨い.

現在,南京そばを提供している5店舗では,具やスープの味にそれぞれの店の個性が出ているとのこと.
他店の南京そばも食べてみたいところだ.
(2008/12)

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中の橋食堂/函館

ラーメン\400 ★★★★++

中の橋食堂/函館

高砂通り中の橋のたもとにある昭和の大衆食堂だ.

こちらのラーメンは,塩ラーメンだ.
やや濁りのあるスープは,化調が効いているが旨味が抜群.
デフォの胡椒が強いのが気になるが,実に旨い.
しかも昔懐かしい.

麺は,函館ラーメンらしからぬ中太の直麺だ.
これまたつるつるしていて旨い.
食べ応えもある.

叉焼も昔ながら.

昔懐かしい旨い塩ラーメンだ.
しかも安い.
戦後昭和中期の函館ラーメンがここに生きている.
(2008/9)

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十八番食堂/函館

ラーメン\450 ★★★★ 

十八番食堂/函館

昭和の風情を色濃く残す大衆食堂だ.
近所の小さな女の子が遊びに来ている.
客はいない.

ラーメンは,もちろん塩ラーメン.
年季の入った小ぶりの丼に盛られている.
やや濁りのあるスープは,豚骨のほか昆布などがベースになっているようだ.
コクと旨味のある昔懐かしい函館ラーメンのスープだ.

麺は,ややウェーブのかかった中細麺.
函館では一般的な麺だろう.

叉焼は,もも肉.
堅いが味があって旨い.
青菜もいい.

昭和の街の大衆食堂のラーメンだ.
函館で日常的に食べられてきたラーメンなのだろう.
値段も安い.
(2008/9)

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【閉店】鳳来軒/函館

ワンタンメン\550 ★★★★

鳳来軒/函館

ギョウザ\400 ★★★★+

鳳来軒/函館

2008.9.27,創業以来60年の歴史を閉じる.
函館ラーメン史に名を刻んだ名店だ.
店主の千田さんは,まだまだお元気だが,いろいろな事情があるようだ.
函館時代,近くに住んでいて,お世話になったお店だけに残念だ,

何とかぎりぎりで食べに行くことができた.
それだけで満足だ,

それにしても,ものすごい数の客だ.
行列ができている上に,次から次へと客がやってくる.
おそらく,創業以来のことだろう.

だから,千田さんも丁寧に作っている暇はない.
客さばきに追われてる.
切れのない味も仕方のないことだろう.

そんなことはどうでもいい.
喧騒の中で,カウンターで身をこごめ,静かに食べて帰ってきた.
最後の「ありがとうございました.」というかけ声は,いつもの千田さんの声だ.

長い間お疲れ様でした.
(2008/9)

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ラーメン たつみ/函館 松風町

塩ラーメン\600(大門横丁店) ★★★++

たつみ食堂/函館

東川町のたつみ食堂が大門横丁にラーメン屋台を出店したようだ.
随分前のことらしい.
飲んだ後に行ってみる.

オヤジさんが本店から出張ってきているではないか.
本店は母さんに任せているのだろうか.
塩ラーメンが何と\600.
普通に見れば驚かないが,僕には意外だった.
函館時代,僕が最初にたつみ食堂に行った2002年当時,確か\250くらいだったはずだ.
いつの間にこんなことに・・・.

スープは,かつてのたつみ食堂のスープと基本的には変わっていない.
函館ラーメン伝統の豚骨清湯だ.
ただし,わずかに豚骨の臭みが残っているのと水っぽさがある.
旨味とコク不足だ.

麺は,西山の細直麺.
これはまずまず.
具の麩とカラーなるとは,函館ラーメンとしては余分というものだろう.

まあ,基本的にはたつみ食堂の塩ラーメンなのだが,値段とのバランスが取れていない.
そこそこの味の函館ラーメンを安く食べられる.
だから,他のメニューと一緒に食べられる.
そこに満足のいくたつみ食堂の良さがあったのだが・・・.
(2008/8)

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たつみ食堂/函館 東川町

カツ丼\580 ★★★★+

たつみ食堂/函館 東川町

大盛りで旨い,しかも安い.
函館では有名な大衆食堂だ,
単身赴任の身としては,絶好のお店だ.

大衆食堂といえば,かつ丼だ.
旨い.
サックリと揚がったかつに絶妙な卵とじ.

これからも強い味方になりそうな大衆食堂だ.
(2002/7)

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【移転】 尤敏(ユーミン)/函館

チャンポンメン\800 ★★★★+

尤敏(ユーミン)/函館

春巻\1200 ★★★★+

尤敏(ユーミン)/函館

久しぶりの尤敏だ.
もう6年以上は経っている.
函館時代,このお店では,絶品と称される春巻か餃子を肴にビールを飲んで,〆にチャンポン麺・三鮮麺・水醤麺・山東麺のどれかを食べたものだ.
ご主人は,まだまだ元気でおられるようだ.

今日は,まずは春巻と生ビールにしよう.

春巻は,通常の春巻と違って,皮が卵焼きなのだ.
具は,もやし,たまねぎ,ニラ,細切豚肉など.
中華の塩味ベースで炒めてある.
素材の味が卵焼きの皮と相まって優しく出ている.
自然な味がいい.

〆は,やはりチャンポン.

スープは,海鮮,豚肉,野菜などの旨味がよく出た塩味だ.
長崎チャンポンとは趣が違う.
函館ラーメンにつながる塩味なのだ.
これに通常は,唐辛子3本分の辛味が入っている.

麺は,岡田の細直麺.
つるつるしていて旨い.

春巻にしろチャンポンにしろ,かつて感動したほどの味ではないが,やはり旨い.
昭和レトロなこのお店で食べる大衆中華は格別だ.
(2008/8)

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えん楽/函館

函館塩ラーメン\690 ★★★++ 

えん楽/函館

スープは,鶏・/豚の動物系に昆布などの魚介系が加わっている.
豚骨だけで作る伝統的な函館ラーメンとは違うところだ.
一文字のスープをおとなしくしたイメージといったいいだろうか.
旨いスープだ.

麺は,道産小麦粉「春よ恋」100パーセントの中細直麺.
それはいいのだが,強いコシがある上に麺堅のため,まるで蕎麦を喰っているようだ.
スープとのバランスが極めて悪い.

叉焼は堅いが,味があって旨い.
いい豚肉が使われている. 

スープや麺の素材へのこだわりは理解できる.
だが,これでは観光客向けに作ってみただけの塩ラーメンに終わっている.
函館には,古くさいながら伝統的な旨い塩ラーメンを出してくれるお店がまだまだあるのだ.
(2008/6)

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宝来食堂/函館

ラーメン(塩)\450 ★~★★★★★

宝来食堂/函館

函館にしては雪が多い.
函館本線踏切近くの宝来食堂に入る.

店内は昭和そのものだ.
カウンター,テーブル,メニュー,厨房に至るまで,創業当時のままの姿を残している.
ただし,雑然としている.
カウンターやテーブルのほとんどは物置場と化しているのだ.

ご主人にことわって食事のできそうなテーブルに座る.
ビールと塩ラーメンを注文する.
古い食堂だけに,伝統的な函館ラーメンの姿を予想していた.

出てきたラーメンに驚いた.
スープは茶濁している.
豚骨ベースというよりは,鶏白湯系の味がする.
ほんのり甘く,控えめな塩味だ.
化調の不自然な味はない.
麺は函館にしては太めの麺.
日の出製麺のものだろうか.
叉焼は特に旨い.
柔らかく煮込んだバラ肉叉焼だ.

函館でも,あけぼの,まるたか亭の塩ラーメンのスープは濁系だ.
しかし,ここまで濁ってはいない.
函館では珍しいラーメンだ.

このラーメン,ものすごく旨いラーメンか不味いラーメンのどちらかだろう.
僕には何とも評価できなかった.
実にショッキングなラーメンだった.
(2007/12)

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月と星と妖精ダスト
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じょばんに

Author:じょばんに
シンプルライフをめざして
- for simple life -
ラーメン,カレーライス,かつ丼など,思い出深い昔懐かしい大衆食をさがして食べ歩きます.

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