秀峯/札幌
秀峯ラーメン\700 ★★★★
生姜風味の醤油ラーメンだ.
鶏がら多めの豚骨,野菜ベースのスープ.
油は多め.
旨味とコクがよく出ている.
これに生姜とゴマがよく効いていて旨い.
麺は,西山の縮れの弱い中細麺.
モチモチ感がある.
スープにも負けていない.
叉焼は秀逸.
トロトロ系の厚切りバラ肉叉焼だ.
味付けもいい.
これに大量の火当てしたもやしやきくらげなど.
伝統的な札幌ラーメンに一工夫加えたもの.
なかなかの力作だ.
(2009/2)
秀峯ラーメン\700 ★★★★
生姜風味の醤油ラーメンだ.
鶏がら多めの豚骨,野菜ベースのスープ.
油は多め.
旨味とコクがよく出ている.
これに生姜とゴマがよく効いていて旨い.
麺は,西山の縮れの弱い中細麺.
モチモチ感がある.
スープにも負けていない.
叉焼は秀逸.
トロトロ系の厚切りバラ肉叉焼だ.
味付けもいい.
これに大量の火当てしたもやしやきくらげなど.
伝統的な札幌ラーメンに一工夫加えたもの.
なかなかの力作だ.
(2009/2)
正油ラーメン\650 ★★★++
塩が旨かっただけに正油も期待できる.
鶏がら,野菜ベースの醤油スープだ.
やや醤油の味が強いのと角が立っているのが残念だ.
もう少し鶏の旨味が感じられる優しい醤油味のほうがいい.
森住の中細麺は,つるつるして食感がいい.
これも旨いが,今日の茹では柔らか過ぎる.
具は昔ながらのシンプルさがいい.
黒縁叉焼は,昭和の味だ.
塩ラーメンほどのインパクトはない.
これはこれで旨いが,更なる工夫の余地がありそうだ.
(2009/1)
鴨つけめん\760 ★★★★
おっと,これは・・・.
完全なる鴨せいろのラーメンバージョンだ.
つけだれは,鴨出汁の効いた和風醤油味.
具は,ネギ,油揚げ,鴨肉だ.
鴨せいろのつけ汁との違いは全くないといっていい.
一方,麺は,小林の細縮麺.
何の変哲もないラーメンの麺だ.
さて,この2つが融合すると・・・.
結論から言うと決して悪くない.
それなりに旨いのだ.
だが,不思議なことに麺があっさりしすぎていて弱々しく感じる.
しかも浮いている.
蕎麦独特の風味とクセが,鴨つけ汁と一体となってかもしだす旨味が感じられないのだ.
鴨つけだれと麺が我が道を歩んでいる.
鴨せいろ好きの僕には,どこかのラーメン屋がやってくれないかと思っていたつけ麺だ.
だが,この鴨つけめんのように,蕎麦をラーメンの麺と入れ替えただけではうまくいかないようだ.
つけ麺らしくするには,鴨つけだれに大いなる工夫が必要なのだろう.
(2009/1)
かけらーめん(お龍)\500 ★★★★++
この麺屋,前回は旨い麺を馳走になった.
今回は,お龍でゆこう.
おっと,前回よりもかけ麺が100文も安くなっちょるではないか.
前が高すぎたんじゃな.
スープは,ほとんど鶏じゃ.
鶏の旨味がよう出ちょる.
旨いのう.
麺もよい.
シコシコの細直麺じゃ.
カネジンとやらの麺.
なかなかやるのお~.
この麺屋,スープと麺だけで十分じゃ.
堪能,堪能.
やや,怪しげな奴が・・・.
新麺組の間者かもしれぬ.
早速,御免.
(2009/1)
塩味\680 ★★★★++
定評のある豚骨魚介系スープだ.
塩味にしてみると,鰹節の味がバッチリと感じられる.
実に旨い.
麺は,まるは製麺の中細縮麺だ.
もちもちしていて,これはこれで悪くはない.
だが,加藤のようなバッツン系の直麺だったらどれだけ旨いのだろうかと思ってしまう.
麺に一工夫をとお願いしたいところだ.
(2008/12)
ラーメン(塩)\430 ★★★★
正油ラーメンが旨かったのに1年4か月ぶりの再訪となってしまった.
今回は塩でいく.
鶏ガラベースの実にすっきりとした透明感のある塩味だ.
化調がたっぷりと使ってあるところは,正油ラーメンのスープと同じだ.
たが,塩スープにしてみるとやはり限界がある.
旨味とコク不足が表面化してしまう.
残念ながら,正油ほどの感動はない.
中太の縮麺は,正油ラーメンのものと同じだ.
具のコリコリメンマは薄味でいい.
弱く火当てしたもやしの処理も上手だ.
もも肉叉焼は,小さいが昔懐かしい.
値上げラッシュが続く中,あれから全く値上げされていない.
立派なことだ.
430円のラーメンとしては上出来だ.
(2007/8)
つけめん(黒・あつもり)\850 ★★★★
麺は,さがみ屋の中太縮麺.
通常のラーメンに使う麺と同じなのだろうか.
もちもちした札幌タイプだ.
不味くはないがこれといった特徴はない.
麺量は,1.5玉分といったところか.
つけだれは,豚骨ベース.
これに雑節系の魚粉が加わっている.
豚骨・魚介のマイルドな旨味とがよくマッチしていて,なかなか旨い.
具の厚切りハムのような叉焼もまあまあだ.
スープ割りは旨い.
美味しく食べられるつけ麺ではある.
それにしても値段が高すぎる.
(2008/12)
しょうゆラーメン\550 ★★★+
とにかくでかい丼に盛られている.
まるで洗面器のようだ.
鶏がら中心の動物系に野菜がベースだろうか.
あっさりした醤油味だ.
麺は,西山の中太麺.
少し柔だがまあまあか.
叉焼は,ホロホロ系で旨い.
メンマもなかなかだ.
もやしの入らない昔風タイプだ.
ごく普通の1杯だ.
(2008/10)
正油ラーメン\600 ★★★+
どの点をとってもごく普通のラーメンだ.
スープは,鶏ガラ系多めの動物系・野菜・昆布なのど魚介系.
薄味であっさりしている.
麺は西山の中太麺.
あまり旨いとはいえない.
まあ,普通だ.
具もいたって普通.
叉焼は大きいが薄い.
すべてが標準であるところがすごい.
昭和の懐かしさを感じさせるラーメンだ.
(2008/10)
豚ソバ醤油\700 ★★★★★
濃厚豚骨に魚介系がよく効いている.
旨味・コク・切れともに抜群だ.
さがみ屋の中太ストレート麺は,シコシコ.
喉越しもいい.
旨い.
定評のある叉焼は,一層,旨くなってきているような気がする.
今日の出来は素晴らしい.
完璧ではないだろうか.
(2008/10)
チャンポン\750 ★★★★+
これは旨い.
魚介,野菜などの旨味とコクがぎっしりと詰まった醤油味のスープだ.
ベースのスープに,えび・いか・ホタテ・アサリ・ホッキ・ワカメ・白菜・もやし・たまねぎ・にんじん・しいたけ・豚肉・かまぼこ(なると)などの具から出たエキスがたっぷりと加わっている.
麺は,一柳の直に近い中細麺.
通常の1.5玉分はある.
シコシコ系でスープとの相性はバッチリだ.
長崎系というよりは,オリジナリティーの強いチャンポンだ.
ボリュームは満点.
内容の充実した旨いチャンポンだと思う.
(2008/9)
カレーつけ麺\760 ★★★★
そういえば,カレーつけ麺を食べていない.
というわけでこのお店へ・・・.
麻生の駅から汗を拭き拭き歩く.
それにしても篠路は遠い.
開店と同時に入店.
客が次から次へとやって来る.
たちまち待ちができた.
すごい人気だ.
麺は小林の中太麺.
麺硬なのがいい.
これで十分に旨い.
つけだれは,豚骨ベース.
薄いカレー味がついている.
これに付属のカレーソースを投入.
ブイヨンとスパイスの風味が効いた欧風カレー風のソースだ.
なかなかハイレベルなカレー味だ.
具の叉焼は厚くて迫力がある.
よくまとまった無難なカレーつけ麺といえようか.
カレー味のせいか,結構満足度が高い.
(2008/8)
特虎鉄つけ麺(ねぎ・メンマ・油増し)\800 ★★★★
つけ麺をメニューの先頭にもってくきている.
自信の現れだろう.
麺は,浅草開花楼の極太麺.
六厘舎の麺と比べると,太さがやや細い.
もちもち感や麺の風味も弱い.
おとなしいのだ.
どこが違うのだろうか.
どうやら,浅草開花楼の極太麺ならいいというものではないようだ.
細部のチューニングが違うのだろう.
つけだれは豚中心.
味が弱いという評判もあるが,そんなことはない.
鰹節魚粉を投入.
強い魚介の味が加わる.
だが,元ダレの魚介が弱いせいか,威力がない.
魚粉の粉っぽさだけが空しい.
問題なのは,醤油だ.
あまりにも醤油が全面に出過ぎて,しょっぱさだけが強調されてしまっている.
元ダレの旨味やコクが死んでしまっている.
これはいけない.
麺の強さだけで持ちこたえているといった感じだ.
なお,叉焼は旨い.
スープ割.
なおもしょっぱい.
全体的に塩分が押さえられたなら,とても旨いつけ麺になると思うのだが・・・.
(2008/6)
味噌ラーメン\500 ★★★ +
夕方以降の営業になったようだ.
店の前に置かれた錆びたブリキの看板に蘊蓄が書かれている.
「本店のみそラーメンは十五品もの材料を一時間以上おろ火でねり合わせめんは熟成めんがさわがれている今昔ながらの香りの良い若めんを使用しています.六宝飯店」とある.
雑然としたレトロな店は,やはり落ち着く.
先客2名が何やら食べている.
何かと話題の多いご主人にみそラーメンを注文する.
何とも表現し難い味噌スープだ.
独特なスパイシーな辛みがある.
あえて言えば,食堂たかだのスープに似ている.
麺はさがみ屋の中太麺.
若麺ということだが,熟成麺との判別はつきにくい.
具の茹でもやしは少々水っぽい.
叉焼は小さいが普通だろうか.
昔ながらの札幌味噌ラーメンの範疇にあるラーメンだ.
ワンコインで食べられるところがいい.
(2008/5)
醤油らーめん\630 ★★★★
移転後,「匠味館」から「たくみ館」に変わったようだ.
丼は匠味館のままだ.
要するに匠味館だ.
動物系と魚介系がよく効いている.
やや化調がきついのが気になるが,味のまとまりがいい.
それぞれの旨みが突出することなく,まろやかに調和している.
麺が実にいい.
低加水率の中太麺.
パサパサ感があって,太めなだけに食べ応えがある.
いい感じだ.
太いメンマは竹の子そのもの.
味付けをして柔らかく煮付けたものが多いが,軽く茹でただけのもの.
素材の味がそのままで,シャキシャキしていて旨い.
旭川系ラーメンだ.
なかなかの出来だと思う.
価格も良心的.
ただ,お店全体にどこか物憂さを感じるのは何故だろうか.
(2008/5)
ジンジャーソルトらーめん\800 ★★★★+
お冷のカップは,大きくておしゃれだ.
水を飲んだだけで気分がいい.
実にすっきりとした生姜味の塩スープだ.
飲めばすぐに分かるとおり,不自然な味は何一つない.
動物系と魚介系の合わせスープは,あっさりとして上品で自然な味をしている.
奥行きがあって旨い.
これに生姜の風味が加わって,すっきり感が増強されている.
塩味がまた素晴らしい.
チベット海底岩塩が使われているようだ.
ミネラルが十分に感じられるまろやかな塩味だ.
麺は加藤の中細縮麺.
柔らかめだが違和感はない.
喉ごしが良く,これまた自然な味なのだ.
メンマがいい.
薄味でスープともよく合っている.
スライサーでカットされた叉焼は薄目の塩味.
それは良いがやや厚みに欠ける.
かえってフニャフニャして食感が悪い.
旭川系ということだが,それをヒントにしたオリジナルに近い.
自然素材にこだわったあっさり系.
本格的なハイレベル塩ラーメンだ.
体にも大いに良さそうなのだ.
(2008/5)
しょうゆらぁめん\650 ★★★★+
お昼,人気有名店だけのことはあって,待ちが出ている.
豚骨と魚介の合わせスープがベースのようだ.
どちらが主ともいえない.
醤油もスープの味付けといった感じ.
強く表に出るということもない.
全体のバランスが取れた旨いスープだ.
麺は中細の低加水率の麺.
シコシコしている.
旭川系の麺といっていい.
叉焼はトロトロ系.
まあまあといったところか.
焼き揚げが珍しい.
食感を楽しんで欲しいという和の趣向か.
芸術的なハイレベルなラーメンだが,例えば青葉(東京/中野)のWスープと比べてみると,青葉のスープがはっきりとした味が感じられるのに対し,このラーメンの場合,味が繊細で複雑に絡みあっているだけに,やや分かりにくさがある.
(2008/4)
正油ラーメン\700 ★★★★
バホ丼さんから,味の三太が営業を再開したとの情報をいただいた.
去年の6月ころから,何度行っても営業していなかった未食店だ.
さっそく行ってみた.
店主のおばあちゃんは,どうやら体調不良で入院していたようだ.
4月16日から営業を再開したとのこと.
午後1時過ぎだというのに,店内は,ほぼ満席の状態だ.
長らく営業再開を待ち望んだ常連さん達だろう.
それにしても,お婆ちゃんは苦しそうだ.
めまいがすると言っては,ふらふらしてかろうじてラーメンを作っている状態だ.
やはりまだ体調がすぐれないのだろう.
お気の毒だ.
スープは,豚骨,野菜のコクと旨みがよく出ている.
甘めの醤油スープは,実にレトロで昔懐かしい.
麺の量が多い.
優に2玉分はある.
おばあちゃんは大盛りと間違えているのだろうか.
西山の中太の袋麺は,上手に茹でてある.
もやしの火当てはほんの少しだ.
それでもにんにくが効いていて旨い.
叉焼が少し貧弱なのは残念だ.
レトロな昔懐かしい旨いラーメンだ.
創業の経緯にはよく分からないところがあるが,お婆ちゃんの話では,そのルーツは帯広にありそうだ.
いつまでも頑張ってラーメンを作っていただきたいものだ.
(2008/4)
しょう油らーめん\600 ★★★★++
夕方の散歩.
ラーメン屋らしからぬ店舗が気になって,ふらりと入店.
先客なし.
厨房では,ご主人が準備に余念がない.
メニュートップのしょう油を注文する.
外観は,旭川の醤油ラーメンを思わせる.
一口,強い魚介の味だ.
昆布,節,煮干など・・・.
それに,鶏がら,豚骨,野菜などの素材が複雑に絡み合ってきれいな味を作っている.
しかも,実に自然な旨みだ.
嫌味がまったくない.
旨い.
小林の中太麺は堅茹で.
シコシコしている.
スープともよく合っている.
麺に対するこだわりも感じられる.
叉焼もスープに合った味付け.
これも自然でいい.
気負いのないハイレベルなラーメンだ.
地味だが,魂がこもっている.
こういうラーメンがいいラーメンというものだろう.
値段も極めて良心的だ.
(2008/4)
みそラーメ(麺固め)\700 ★★★★++
暖簾が出るとの同時に入店.
券売機の前でしばし迷う.
塩気分だったが,みそを・・・.
厨房では,若き店主がキリリとはちまきをしているではないか.
なるほど・・・.
店名を変えない限り,はちまきはとれない.
これも大変なことだ.
濃厚な甘口の味噌味だ.
味噌は,どちらかというと白味噌系に近い.
油も程良く,コク,旨みとも十分で,飲みやすい.
油は多めで注文すると,村中っぽくていいかもしれない.
麺は,麺固めの注文で丁度いいくらいだ.
中太縮麺は,コシがあって旨い.
スープとの相性もいい.
具に炒め野菜は入っていない.
叉焼はトロトロ系で旨い.
シャキシャキメンマも旨い.
白髪葱がいい感じだ.
村中系の中では,彩未,千寿などと路線を同じくする店だ.
インパクトには欠けるが,万人向けの旨いラーメンだ.
(2008/3)
味噌味\650 ★★★★
券売機で食券を買ってカウンターに座る.
それにしても厨房が高い位置にある.
見下ろされているといった感じだ.
よく見ると梅干しとらっきょが置いてある.
小皿もある.
ラーメンを待つ間にらっきょを食べる.
大きならっきょは,自然な味でなかなかいける.
強烈な量の油だ.1センチくらいの厚さはありそうだ.
濃厚で辛みもある.
味噌は,純連よりも白味噌に近いが,油量といい,濃厚さといい,辛さといい,本家純連に最も近いスープだ. 旨い.
だが,麺が違う.
コシが弱く,ややぺちゃぺちゃしている.
それだけにスープに負けてしまっている.
もっと,パンチのある麺のほうが良いと思うのだが.
角切り叉焼は入っていない.
バラ肉叉焼のみだ.
こちらはまあまあ.
挽肉と炒めた野菜は旨い.
スープとよく合っている.
村中系の中では,本家の味に忠実なラーメンだ.
村中の特長がよく出ている.
欲を言えば,濃厚な力強さの中にも計算された繊細さが欲しいところだ.
(2008/3)
塩ラーメン\610 ★★★★
店構えがレトロだ.
特に,出入口右脇にあるショーケースは,昭和のレトロ感をかもし出している.
麺類トップメニューの塩ラーメンを注文する.
きれいな塩ラーメンだ.
豚骨ベースの塩気の強いスープ.
化調を感じるが,深くて強いコクがある.
旨い.
麺はさがみ屋の中太麺.
上手に茹でてある.
これも旨い.
叉焼はトロトロ系.
これまた旨い.
大衆中華食堂の塩ラーメンから一歩抜け出ている.
旨い塩ラーメンだと思う.
(2007/11)
チャーハンセット(正油)\500(ランチタイムサービス) ★★★★
昭和レトロな店内.
壁一面に札幌北高校などの高校生が書いた色紙が貼ってある.
お昼時,次々と客が来る.
道路工事の作業員や近所のおじいさん達だ.
多くの客が注文するのは,チャーハンセット(みそ)だ.
スープは生姜の効いたほんのり甘めの豚骨ベースの醤油味だ.
最初は薄いと思ったスープだが,飲めば飲むほどに味と奥行きがある.
麺は中太麺.
不味くはない.
具に細切りわかめが入っているのはめずらしい.
もも肉叉焼は,大きくて厚め.
堅いが味のある旨い叉焼だ.
炒飯は,強く炒めないタイプ.
それでもハラハラと仕上がっていて旨い.
シンプルなラーメンだが,レトロ感もあってなかなかいい.
昼時のセットメニューはとにかく安い.
いい大衆中華食堂だ.
(2007/11)
ラーメン(塩)\550 ★★★★
奥に細長い店内はとにかく暗い.電灯がほとんどともっていないのだ.
年季の入ったカウンターの奥に座る.
先客1人.
ビールを飲みながらお店のママさんと話をしている.
厨房にある棚を見ると,焼酎などのボトルがキープしてある.
どうやら夜は居酒屋になるようだ.
豚骨ベースの透明度の高いスープだ.
函館ラーメンのスープそのものだ.
麺は一柳の中太麺.ツルツル感がある.
具の茹でもやしは札幌風.
もも肉叉焼もなかなかいい.
このラーメンの麺を細めにして,茹でもやしを取り除けば,立派な函館ラーメンとなる.
食堂ラーメンにしては旨い塩ラーメンだと思う.
(2007/10)
みそら~めん\700 ★★★++
注文を済ませてカウンターに置いてあるメニューを見る.
やたらと平仮名が多い.
「めにゆう」「らいす」」「おれんじじゅうす」「こ~ら」等々.
不思議なことに所々漢字も混じっている.値段は,「七百円」などとも書いてある.
このお店は小学校低学年の客が多いのだろうか.気になる.
今度は何やら足下が気になる.
床がネバネバしているのだ.
靴が床にくっついて,離すと「バッリ」と音がする.
何度が繰り返す.
気になる.
厨房に目をやるとご主人と奥様らしき人が着ている黒服が気になる.
若者風だ.文字やロゴのようなものが入っている.違和感がある.
濃厚なコクのある味噌スープに柚のアクセント.
コシのある旨い麺,
とろける叉焼.
各パーツにこだわりが感じられる.
食べ終わって店を出た後,変な錯覚に陥った.
今,何を食べたんだっけ?
ラーメンが食べたかったのに・・・.
(2007/10)
ラーメン(正油)+小チャーハンセット\780 ★★★
メニューが豊富で迷っていまう.
ラーメンは典型的な食堂ラーメンだ.
スープは鶏ガラの塩気の強い醤油味.
麺は中太で普通のものだ.
具も普通.
炒飯はなかなか旨い.
小チャーハンといっても量はある.
ほかに竹の子とこんにゃくとふきの煮物がついてきた.
古くからの大衆食堂の庶民の普通の定食が味わえる.
(2007/10)
エッグカレー\530 ★★★++
お昼時,お店の前を通りかかった.
表に出ておられた店主のおばあちゃんに挨拶されて入店.
カレーに弱い僕の弱点だ.
店主のおばあちゃんは,どこかで見た顔.
そうだ,グリコのクレアおばさんにそっくりなのだ.
カウンターの中の厨房で調理をされているおばあちゃんを見ると,ほのぼのとした気持になる.
お昼時だというのに,ほかに客はいない.
おばあちゃんとあれこれ世間話をする.
カレーは,さすがに専門店だけあって旨い.
店名とは裏腹に,甘めの昔懐かしい味.
カレーの中にふんだんに使われている野菜がいい.
歯ごたえがしっかりと残っていて,生きている.
アーモンドスライスも入っている.
味噌汁の具にしろ,ミニサラダにしろ,野菜にこだわりがある.
健康に気遣っての配慮だろう.
素材の味を生かして,ていねいに調理されている.
(2007/9)