特一竜/札幌 北郷

なつかしラーメン(正油)\600 ★★★★+

特一竜/札幌 北郷特一竜/札幌 北郷 

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その97>

1970年(昭和45年)創業.

お店内は改装されていて綺麗になっている.
父さんと母さんでやっている.
このお店の圧倒的な人気メニューはなつかしラーメン.
特に,塩を注文する客が多いところが注目だ.

動物系+野菜系ベースのやや甘味のある醤油味.
ノスタルジック感を掻き立たせる旨いスープだ.

西山の中太縮麺は,高加水ノプリモチ麺でサッポロラーメンらしくある.
もも肉叉焼をはじめ,具はそれぞれに昔ながらのもの.

昭和40年代のサッポロラーメンを代表する一店といってよい.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2012/2)

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味の東一/札幌 菊水

味噌ラーメン\550 ★★★★

味の東一/札幌 菊水味の東一/札幌 菊水

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その94>

1970年代の創業.
平成6年に現店舗に移転する前は,近くのパチンコ屋の駐車場の所で長く営業していたそうだ.

作り手は,ばあさん.
父さんが出前をしている.
ほかに,女性従業員の方々.
昭和の香りが漂う広々とした店内は,落ち着きがある.

前回食べた醤油が旨かったので,今日はトップメニューのみそでいってみよう.

味噌汁風の飾り気のない味噌スープだ.
それでいて,スープに旨味とコクがある.
昭和の味噌ラーメンの味がして,これが旨い.

西山の中太麺は,ゴム感のある札幌麺.
こういうスープには,こういう麺がいい.

たっぷりと入った茹でもやしは,サッポロラーメンらしい.
叉焼も旨い.
チャーシューメンもいけそうだ.

実に昔懐かしい旨い味噌ラーメンだ.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2012/2)

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幸龍/札幌 北郷

正油ラーメン\550 ★★★★

幸龍/札幌 北郷幸龍/札幌 北郷 

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その93>

1979年(昭和54年)ころの創業.
昭和ノスタルジックなカウンターだけの小さなラーメン屋だ.
母さん一人でやっている.

どちらかというと,札幌ブラック系のスープだ.
動物系+野菜系ベースに魚介系も加わっているのだろうか.
節系の味もする.
見た目とは違って,実にあっさりとした醤油味でなかなかいける.

和田山の中太縮麺は,モチモチ.
卵麺だろうか.
麺じたいに味がある.

コリコリメンマに昔ながらの肩ロースもよい.
軽く火当てしたもやしが札幌ラーメンらしさを演出している.

昔ながらの札幌ラーメンだ.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2012/2)

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味心/札幌 菊水

ラーメン(塩)チャーハンセット\830 ★★★★+

味心/札幌 菊水味心/札幌 菊水 

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その90>

何と,いつの間にかお店が新しくなっているではないか.
この界隈の人気店だけに,儲かったのだろうか.

1984年(昭和59年)創業.
ご夫婦経営のお店だ.

動物系+野菜系ベースの旨味のよく出た旨い塩スープだ.
これに,森住の低加水気味のツルシコ中太麺がよく合っている.

具もシンプルでよい.

チャーハンが旨い.
化調が適度に効いて昭和の味がする.
炒め方も上手い.

あの,カウンターと小上がりがあった昭和のお店の風情がなくなってしまったのが惜しまれる.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★
(2012/1)

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麺屋 おざわ/札幌 菊水

みそらーめん\700 ★★★★++

麺屋 おざわ/札幌 菊水麺屋 おざわ/札幌 菊水 

”彩未”(札幌/美園)出身の若き店主が12/23にオープンさせた注目店.

全てがフレッシュだ.
店主も,スタッフのお姉さんも,お店も全部フレッシュ.
いいではないか.

彩未のマイルドさを引き継ぎつつ,東京で流行の濃厚味噌系の要素を加えたクリーミーな甘いスープだ.
彩未のスープとはひと味違った味に仕上がっている.
これに,これまたフレッシュな森住の中太縮麺がよくマッチしている.
チャーシューその他の具もフレッシュだ.

彩未そのものではない若々しい味に好感が持てる.
女性客に人気が出ることは間違いないだろう.
(2012/1)

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ももんじ食堂/札幌 北郷

正油ラーメン\600 ★★★+

ももんじ食堂/札幌 北郷ももんじ食堂/札幌 北郷 

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その80>

1985年(昭和60年)創業.
北郷通り沿いにある昭和末期の街の大衆中華食堂だ.
昭和の香りが残る店舗は,かなり広い.
出前もしている.

動物系+魚介系+野菜系ベースの独特の醤油味.
小林の中太縮麺は,モチモチの札幌麺だ.
肩ロース叉焼は柔らかい.

どこか昔懐かしい独自の味の札幌ラーメンだ.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★
(2011/12)

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嵯峨野食堂/札幌 本通

チャーシューメン\600 ★★★★+

嵯峨野食堂/札幌 本通嵯峨野食堂/札幌 本通 

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その77>

1973年(昭和48年)創業.
街の昭和の小さな大衆食堂だ.
父さんと母さんでやっている.
昼時は,出前の準備で忙しい.

もうもうと湯気を上げるスープは,昭和のサッポロラーメンらしいコク醤油味.
ラードで火当てしたもやしやたまねぎがコクを更に増している.
以前に比して昭和ノスタルジックで旨い.

㈱はしもとの中細縮麺は,低加水気味のシコモチ麺.

噛めば噛むほどに味の出る昔ながらのもも肉叉焼が実に旨い.
シャキシャキメンマも昭和の味わい.
満足だ.

というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2011/12)

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桃源/札幌 菊水

ヤサイラーメン(みそ)\650 ★★★★+

桃源/札幌 菊水桃源/札幌 菊水

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その76>

1985年(昭和60年)創業.

菊水にある昭和の大衆中華食堂だ.
店舗が実に昭和ノスタルジック.
特に出入口脇のショーケースは,その感を深くさせる.
ご夫婦経営のようだ.

久しぶりの訪問だ.
今日は寒い.
味噌系でいこう.

比較的薄味のすっきりとした味噌スープに,ラードで火当てされたたっぷりの野菜や豚肉の旨味とコクが加わっている.
昭和の味噌ラーメンだ.
旨い.

これに和田山の中太縮れのモチモチの札幌麺がよく合っている.
寒いときは,これに限る.

近所の常連さんがゆったりと昼食を摂る雰囲気も自然でよい.
タモリのトークとともに,ゆったりとした時間が流れている.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2011/12)

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いちりき/札幌 本通

昔風ラーメン\600 ★★★★

いちりき/札幌 本通いちりき/札幌 本通 

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その73>

1975年(昭和50年)ころの創業.
家族経営の街の大衆食堂だ.

動物系+野菜系ベースのコク醤油味のスープは,前回はあまり気にならなかったが,ニンニクがよく効いている.
これに,モチモチの西山の札幌中太縮麺.

札幌伝統の昔風にしては,具がやや不足している感もあるが,まあ,こんなものだろ.

街の昭和の大衆食堂らしいところがいい感じだ.
それに,昭和40年代のサッポロラーメンらしいラーメン.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2011/12)

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大和屋食堂/札幌 平和通

ラーメン\600 ★★★★++

大和屋食堂/札幌 平和通大和屋食堂/札幌 平和通大和屋食堂/札幌 平和通 

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その71>

1980年(昭和55年)創業.
JR白石駅前にある昭和の大衆食堂だ.

話し好きな母さん一人でやっている.
ラーメンを注文する.

先客のいないやや薄暗い昭和の香りがする店内.
カウンターに座って出されたお茶を啜る.

母さんの話が止まらない.
母さんの生い立ちから始まって,この食堂をやるようになったいきさつ等々.
北郷や川下など界隈の田舎振りや常連客のたまり場になっている食堂の現状など.
食堂を続けるのは嫌だと言いつつも,楽しくやっておられるようだ.

登場したラーメン.
魚介系中心のあっさり醤油味だ.
鶏がら系に昆布や煮干しや節が効いた無化調の自然な味わい.
旨いではないか.

さがみ屋の縮れの強い中細麺は,例によって柔な茹で加減.
だが,このスープにはよく合っている.
こうでなくてはならないのだ.

かつて,札幌ラーメンフリークの間で叉焼論争を巻き起こしたこのお店.
母さんが冷蔵庫から立派な叉焼の塊を取り出してスライスしてくれた.
噛めば噛むほどに味の出る昔ながらの硬いもも肉叉焼だ.

ラーメンを食べている間も母さんのトークは止まらない.
このラーメンの作り方も教わった.

やおら,自分で漬けているというニシン漬けを出してくれた.
漬かりがまだ浅いとのことだが,そんなことはない.
大根やキャベツの自然な甘味が出たパリパリと歯ごたえのいい旨いニシン漬けだ.
しかもたくさん出してくれた.
お茶のおかわりをいただいて食べる.

母さんとすっかり話し込んで長居をしてしまった.
外からは雪舞う鉄路を走り過ぎる汽車の警笛が何かもの悲しく寒々と聞こえてきた.
心暖まるお袋の昭和の味に触れた気がした.

というわけっで,ノスタルジック度:★★★★★ 
(2011/12)

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冬冬/札幌 東札幌

しょうゆラーメン+半チャーハン\980 ★★★★++

冬冬/札幌 東札幌冬冬/札幌 東札幌

<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その44>

1996年(平成8年)創業.
創業は古くはないが,味のルーツは,昭和40年代に遡るようだ.
このお店の店主の母が,昭和40年ころに手稲でやっていたラーメン店”道端”の味を再現したとのこと.

スープは,動物系+野菜系ベース.
叉焼の煮汁を醤油ダレんした本格派だ.
旨味とコクがよく出ている.
火当てしたもやしのラードの香りとともに昔懐かしくて実に旨い. 

西山の中太縮麺はモチモチ.
スープとの相性がバッチリで,これまた旨い.

肩ロースの叉焼は柔らか.
炒めもやしにシャキシャキメンマは,札幌ラーメンらしい.

オーソドックスなチャーハンと食べると昔懐かしさが更にアップする.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2011/10)

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まるわ/札幌 菊水

黒胡椒ラーメン(ピリ辛)\780 ★★★★+

まるわ/札幌 菊水まるわ/札幌 菊水 

スープは,鶏白湯ベースの醤油味だ.
たっぷりの黒胡椒がいい香りを放っている.
かなり辛いが,ベースのスープの旨味と相まって爽やか.
これは旨い.

麺は,中細縮麺.
江別産の小麦を使っているという.
コシのあるシコシコ麺で,麺自体に味がある.
これもいける.

肩ロース叉焼たくさん入っている.
肉の味がよく感じられる.
シャキシャキメンマに半熟味玉もよい.

誠実な作りを感じさせてくれる一杯だ.
他のメニューもいけそうだ.
(2011/7)

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シャカリキ/札幌 白石

シャカ豚(ニンニク半分増し・カラメ)\700 ★★★★++ 二郎インスパイア度70%

シャカリキ/札幌 白石 


<札幌二郎インスパイア系シリーズ その7>

シャカリキというのは,”釈迦力”の意味のようだ.
これを食べれば,お釈迦様のような力が出るということだろうか.
それなら,ありがたいことこの上ない.

このお店も無料トッピングのフルコールが可能だ.
コールは,提供直前に行う.
カウンター上に,コールの仕方を丁寧に書いた説明書が置いてあるところが面白い.
コールの順序が一般的な二郎とやや異なるが,まあ,どうでもいいことだ.

登場したシャカ豚.
外観は,さほど二郎っぽくはない.

スープは,背脂豚骨野菜ベースの醤油味.
旨味とコクがよく出ている.
ライトな仕上がりは,二郎にかなり近い.
カラメは,ややしょっぱいが,かなりいける.
ヤサイ増しにしなければ,味の濃さはデフォで丁度よさそうだ.

天地を返してみると・・・

シャカリキ/札幌 白石 

麺は,コシの強い太縮麺.
二郎の麺と比べると,縮れがkなり強い.
シコモチで,食感や味わいは,二郎とかなり近い.
これもいける.
麺量は,やや少なめだが,これくらいでよいだろう.

ヤサイは,モヤシが大半.
キャベツは,ほんの少しだ.
豚は,バラ肉叉焼.
二郎の煮豚とはかなり違うが,ホロホロで旨い.

というわけで,二郎とは異なる点も多いが,二郎を食べている感じが大いにする.
いい感じだ.
(2011/7)

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綱取物語/札幌

横綱チャーシュー麺(綱取味噌)\750+\250 ★★★★+

綱取物語/札幌

そういえば,このメニューを食べ忘れていた.
綱取りを目指すこの店の最強メニューだ.
横綱味噌にしてみた.

おや,村中色が後退したような気がする.
むしろオリジナル色を強くしたのだろうか.
旨味コクとも十分な旨いスープだ.
脂やスパイスの感じもいい.
やや化調が強めだが実に旨い味噌スープだ.

麺は森住の中細縮麺.
これはいつもながらなかなかだ,
スープとの絡みも申し分ない.

さて,横綱チャーシューだ.
厚さは優に3センチくらいはある.
約100グラム.
表面に醤油ダレが塗って炙ってある.
トロトロに煮たバラ肉叉焼は,脂身がとろ~り.
実に旨い.

力強い1杯だ.
マスターの創意を凝らして是非とも更なる進化を期待したいものだ.
(2009/3)

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子鹿食堂/札幌

ラーメンセットC(塩+ミニチャーハン) \850 ★★★★

子鹿食堂/札幌

お昼,本通沿いにあるこの大衆食堂を訪問する.
先客なし.BGMはラジオだ.

濁りのある豚骨スープだ.
旨味とコク不足の感は否めないが,鶏の自然の旨味がよく出ている.
化調もほとんど使われていない.
なかなかだ.

麺はどこの麺だろうか.
中細のシコシコ縮麺だ.
しかもバリ硬.
これもいける.

炒飯は,昔懐かしいというよりは,中華料理店のものに近い.
フワフワで色々な具が入っている.
これは旨い.

大衆食堂ばなれした塩ラーメンと炒飯だ.
現代的な味に近い.
(2009/3)

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菜々兵衛/札幌

白湯塩\750 ★★★★★

菜々兵衛/札幌

おっと,実に旨いスープだ.
鶏の旨味がよく出ている.
しかも,まろやか.
適度に効いた塩加減もいい.

麺は,自家製の細直麺.
塩ラーメンの麺と同じ麺だ.
シコツルで実に旨い.
茹で加減も麺硬でいい.
スープとの相性は,ピッタリだ.

叉焼は,定番のもの.
柔らかな穂先メンマがいい味を出している.

完成度が高い塩ラーメンだ.
更なる進化が期待できる.
(2009/3)

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梅の家食堂/札幌

塩ラーメン\580 ★★★★

梅の家食堂/札幌

巷で何やら怪しげな会話が・・・.
これを知ってしまった以上,馳せ参じないわけにはいかないだろう.
懸案店でもあるからだ.

困ったことに,コスプレショップには,着流しも訳有りの浪人風も虚無僧スタイルも売っていない,
品揃えを充実させて欲しいものだ.
しかたない.
普段着のままで突撃しよう.

意を決して北郷通りを北上する.
店の前はスケート場だ,
尻餅をついて,腰と尻を押さえての入店では話にならない.
慎重に歩く.

緊張の余り手が震えつつドアを開ける.
「ごめんください.」
「は~い,いらっさい.」
ななな,なんと,お出迎えは,赤のバンダナをかぶった札幌娘(さっぽろっこ).
カウンターに腰掛ける.
声も震せつつ,「ししし,しおラーメンください.」

後は何が起きたのか記憶にない.
何とも昔懐かしい塩スープに麺硬で中太の力強いシコモチ麺.
記憶にあるのはそれだけだ.

そういえば,緊張の余り,お顔をよく拝見するのを忘れていた.
ねるらのお女将さんに似てたっけ.
一生の不覚.

それはともかく,いったいこの火付け役はダレナンダ!
(2009/2)

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いせのじょう/札幌

しょうがラーメン\550 ★★★★++

いせのじょう/札幌

ぎょうざ\300×2 ★★★★+

いせのじょう/札幌

ラーメン好きのヒコタ氏とこのお店へ・・・.
夜の訪問だ,
ということは,まずはビールと餃子.
〆はラーメンだ.

餃子は,若き店主が具を包むところから始めた.
手際がいい.
丁寧な仕事振りだ.
フライパンで焼きあがった餃子は,見た目が美しい.

皮の表面がパリッと焼けている.
中から肉汁がドバァっという感じではないが,それなりにジューシーだ.
ビールのあてには最高の旨い餃子だ,

しょうがラーメンは,通常のしょうゆラーメンにすりおろし生姜を加えたものだ.
麺は変わりないが,スープは前よりもかなり旨くなっている.
旨味が濃くなったイメージだ.
ここに生姜独特の辛味と清涼感が加わって後味がいい.
実に旨い.

若き店主が生み出したクラシックなラーメンは,どこまで深化するのだろうか.
楽しみだ.
(2009/1)

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あび/札幌

辛みそらーめん\800 ★★★★

あび/札幌

ベースのスープは濃厚系だ.
豚が中心となっているが,分析不能なくらい様々な成分が入っているのだろう.
味噌は,豆板醤が中心だが,他に様々なものがブレンドしてありそうだ.
ふくよかな旨味とコクがあってしかっりとしている.
辛さは中辛程度.
すっきりとした辛さに仕上がっている.
後味も良く,実に旨い.

問題は麺だ.
小林の中細麺は,中途半端.
食感にしても味にしてもこれといったものがない.
しかも,ぶつ切れ気味だ.
これでは,せっかくのスープが泣いている.

厚切りのトロトロ系叉焼は旨い.
具の野菜は,水っぽくはないがへなっている.
食感がいいとはいえない.

個々的には問題はありそうだが,全体を食べてみると旨い.
特にスープの出来が良いからだろう.
不思議なラーメンだ.
(2008/12)

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【移転】大心/札幌

塩ラーメン\680 ★★★★++

大心/札幌

昭和の塩ラーメンだ.

豚骨清湯のスープは,強い旨味がある.
化調も効いているが,それだけではない.
昔懐かしい旨いスープだ.

麺は,さがみ屋の中細麺.
もちもち感のある札幌タイプだ.

叉焼は,昔懐かしい味付けのもも肉.
これもいい.
メンマもコリコリしていて旨い.

これぞ札幌の昭和の塩ラーメンなのだろう.
飾り気がなく,すっきりと食べられるところがいい.
(2008/12)

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カサ・ブランカ/札幌

ラーメン(醤油)\550 ★★★++

カサ・ブランカ/札幌

喫茶店風の名前だが,ラーメンの看板が出ている.
メニューがいろいろとある.
ここは無難に醤油ラーメンでいこう.

スープは,醤油の香り高い豚骨・野菜ベース.
もやしを炒めたたっぷりのラードがスープにコクと甘味を与えている.
サッポロラーメンらしい旨いスープだ.

麺は和田山の中細麺.
自然な味のいい麺だ.

具の叉焼は,薄いが大きい,
なかなかの出来.
炒めもやしもいい.
キクラゲも入っている.

昭和レトロな札幌醤油ラーメンだ.
この値段でこの質を保っているのは立派だ.
好感が持てる.
(2008/9)

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へーわ食堂/札幌

正油ラーメン\550 ★★★★+ 

へーわ食堂/札幌

本郷通に面している.
すぐ近くに一尋がある.
お昼,先客は常連さん3人.
ラーメンを食べている.

豚骨・鶏がら,野菜ベースのあっさりとした醤油味だ.
野菜炒めに使ったたっぷりのラードが入っている.
その香りと甘みがスープに一層のコクを与えている.
化調が効いているが.切れと旨みがある.
実に旨い.

麺は西山の中太麺.
麺堅でもちもちしている.
スープともよく合っている.

立ち上る炎とともに強く火当てしたもやしや白菜の茎はシャキシャキだ.
肩ロースの叉焼は,堅いが昔ながらの味で旨い.

伝統的な昔ながらの札幌正油ラーメンだ.
味が生き生きとしている.
ごまかしのない分かりやすさがある.
ボリュームもある.
しかも安い.

強烈なラードのパンチ力でもって,これが札幌ラーメンというものですよと主張しているかのようだ.
(2008/2)

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さかえ食堂/札幌

とんかつライス\800 ★★★ 

さかえ食堂/札幌

菊水の駅から行って,アークスの手前にある大衆食堂だ.
暖簾には,西山ラーメンの文字がが・・・.

ラーメン3味に五目麺などがあるが,何となく注文しないほうがよさそうな雰囲気だ.
メニュートップのとんかつライスを注文する.

肉はサクッと揚がっている.
肉の旨みはあるのだが,残念ながら薄い.
ロース特有の脂身の旨さも今ひとつだ.
とんかつにかかっているケチャップ入りのソースは旨い.
マカロニサラダもいい.
ご飯の量は結構多い.
豆腐の味噌汁もまあまあだ.

まあ,普通のとんかつ定食といったところだろう.
きれいに作られてはいるが,もっと大衆食堂特有の泥臭さやパンチが欲しいところだ.
(2008/2)

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まるともラーメン/札幌

塩ラーメン\500 ★★★★+

まるともラーメン/札幌

僕のレトロ散歩もようやく白石区に延びつつある.
白石区のレトロ店の代表格といえば,おかめ軒だ.
AM11:30過ぎ,店の前に立つ.

あれ!
暖簾が出ていない.
シャッターに何やら張り紙が・・・.
「お知らせ 店主入院のため休業して居ります.おかめ軒」

ショックだ.
楽しみにしていたお店だけに,動揺が走る.
気を取り直してまるともへ・・・.

店内2人待ちの大盛況だ.
見ていると,食べ終わった客は,丼とコップをカウンター上のスペースに上げて,テーブルを拭いて帰るのだ.
まるで,二郎(東京/三田)のしきたりのようだ.
きっと,皆,食べたラーメンに満足しているのだろう.

中華料理屋のような派手な小振りの丼だ.
塩スープは白濁している.
一口,豚骨ベースの強烈なコクと旨みのあるスープだ.
塩気が相当に強い.

麺は,低加水率の直に使い麺.
乾干しラーメンをもどした麺のように,パサパサ感がある.
旭川系に近い麺の感じだ.
つまり,僕の好きなタイプ.
どうやら暖簾にある「善麺」という製麺所(札幌市清田区真栄5条5丁目2-1)の麺のようだ.

ざっと火当てしたもやしは,スープと良く合っている.
強いラードの風味がいい.
もやしの下からバラ肉のロールチャーが出てきた.
薄いがトロトロ系だ.
これもいい.

洗練されたラーメンではない.
むしろ,昔懐かしいレトロなラーメンだ.
だが,インパクトがある.
札幌系のスープと旭川系の麺のいいところが融合したような昔懐かしい旨いラーメンだ.
そんな表現をしたら的を射ているのだろうか・・・.
(2008/1)

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【閉店】てんかつ食堂/札幌

カレーライス\580 ★★★ 

てんかつ食堂/札幌

お昼時,テーブル席は満席だ.
カウンターに座ってメニューを見る.

むかし風ラーメンがある.
通常,昔風はノーマルラーメンより高いお店が多い.
だが,この食堂は50円安いのだ.
しかも,塩バージョンもある.
小チャーハンとのセットもある.
心引かれたが,注文はカレーライスに・・・.

これまで,札幌の大衆食堂では,ごく一部のお店を除き,カレーライスには裏切られ続けてきた.
業務用のインスタントカレーやレトルトカレーが発達した現在.
わざわざ手間のかかる手作りカレーを作る大衆食堂など,なくなるのは当然のことなのだろう.
分かってはいるが,昔懐かしい食堂カレーライスが食べたいのだ.
そんな期待を込めての注文だ.

出てきたカレーライスは,ベーカー皿に盛られている.
カレーソースの色を見て嫌な予感が・・・.
一口.
「カレーライス,お前もか・・・.」
心の中でそうつぶやかざるを得なかった.

ショックだ.
カレーソースの元になっているルーは,僕の舌の記憶が正しければ,ハウスジャワカレーだ.
しかも,甘い.
僕の好きなじゃがいもも入っていない.

別に,このカレーライスに文句をつけようというのではない.
一般的には,現代のごく普通の食堂カレーライスだからだ.
僕自身に特別のこだわりがあるだけにすぎないのだ.
(2008/1)

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月と星と妖精ダスト
食歩記/about

じょばんに

Author:じょばんに
シンプルライフをめざして
- for simple life -
ラーメン,カレーライス,かつ丼など,思い出深い昔懐かしい大衆食をさがして食べ歩きます.

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