ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街

チャイニーズチキン弁当(L)\550+ラッキーシェイク(モカ)\230 ★★★★+

ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街 

函館市を中心に展開する個性派ハンバーガーチェーンだ.
通称”ラッピ”.

大手ハンバーガー屋を尻目に,地元民のみならず,観光客にも絶大な人気がある.
函館の食文化の中でも全国に誇ることのできるお店の一つなのだ.

ラッピは,1997年(平成9年)に1号店を出店.
現在16店舗を展開している.
各店舗ごとに異なるテーマの奇抜な外観や内装に特徴がある.

ここ十宇街銀座店のテーマは,”さんたが函館にやってきた!”.
年中,サンタクロースの飾り付けで溢れているのだ.
この三階建ての建物は,旧対馬理容院(大正11年)の建物を利用したもの.
実に赴きがある.
ファンタジアクロス”十字街”に近く,デートにはお薦めのラッピだ.

11年ぶりの訪問.
実に懐かしい.

ラッピには,ダントツ人気のチャイニーズチキンバーガーのほかに,チャイニーズチキンカレー,チャイニーズチキンオムライスなどの人気メニューがある.

だが,じょばんにのおすすめは,チャイニーズチキン弁当.
チャーニーズチキンが入った二段海苔弁当だ.
チャイニーズチキンの味が素直に味わえるからだ.

チャイニーズチキンは,少し甘めの中華風鶏の唐揚げ.
これが旨いのだ.

なお,ラッキーシェイクの味は,辛党のじょばんにには,何とも評価し難い.
クリーミーでバニラの効いた冷たいアイスクリーム味.
これに,ストロベリー,モカ,胡麻などのバリエーションがある.
これも人気メニューであるところをみると,おそらく旨いアメリカンスタイルのシェイクなのだろう.
(2013/9)


ラッキーピエロ 十字街銀座店
 函館市末広町8-11
 無休/10:00~24:30(土10:00~25:30)
 1997年(平成9年)
 http://www.lplp.jp

ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街ラッキーピエロ 十宇街銀座店/函館 十字街 

<メニュー>
チャイニーズチキンバーガー\350
ラッキーエッグバーガー\390
トンカツバーガー\380
テリヤキバーガー\330
エビマヨバーガー\420
THEフトッチョバーガー\780
函館山バーガー\1100
チャイニーズチキンカレー\700
チャイニーズチキンオムライス\750
ほか 多数
(2013/9)

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かね久 山田/函館 宝来町

かけもりセット\800 ★★★★★

かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町 

このお店で最初に”津軽蕎麦”を食べたのは,函館に単身赴任した2002年4月のこと.
その旨さに大いに感動したものだ.

創業は1918年(大正7年).
当時の津軽蕎麦を伝承するお店だ.

津軽蕎麦は,水でふやかした大豆をすりおろして搾った呉汁(ごじる)をつなぎに使うところに特徴があるようだ.
津軽蕎麦とこのお店の歴史については,こちらの記事が詳しい.

土曜と第3日曜が定休日の上に,開店から2~3時間で売切終了となってしまうハードルの高いお店だけに,なかなか再訪がかなわず,あれから11年が経ってしまった.
女将さんらは元気にやっておられるだろうか・・・

お店は,基本的に前とは変わっていない.
女将さんもお元気なご様子だ.

前はなかった”かけもりセット”というメニューができている.
このお店は,蕎麦の量が少ないため,かけそばともりそばの両方を注文して食べるのが通とされていた.
そんなわけで,こんなメニューができたのだろう.

まずは,”もり”から・・・
次いで,食べ終わるころに”かけ”が配膳される.

強いコシのある蕎麦は,風味・味とも完璧に近い.
ウルメイワシだけで取ったという深みのある出汁は,控えめな味のかえしとともに,蕎麦の良さを際立たせている.
思わず唸りたくなるほどに旨いのだ.
かつ,しみじみと旨い素朴な蕎麦でもある.

次の訪問は,何時になるのだろうか・・・
何回でも食べたくなる激旨蕎麦だ.
蕎麦好きの方には,是非ともおすすめしたい.
(2013/9)


かね久 山田
 函館市宝来町25-2
 土・3日休/11:30~14:00(売り切れ次第終了)
 1918年(大正7年)

かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町かね久 山田/函館 宝来町

<メニュー>
かけもりセット\800
かけ\500
もり\500
大もり\700
大かけ\700
ざる\650
大ざる\800
月見\600
とじ\600
花巻\650
とろろ\650
そばがき\700
御飯\200
おみやげ\500
(2013/9)

マル米食堂/函館 若松町

ホタテフライ\500+サッポロ黒ラベル ★★★★++

マル米食堂/函館 若松町マル米食堂/函館 若松町 

スープうどん\550 ★★★★+

マル米食堂/函館 若松町マル米食堂/函館 若松町 

函館在住当時は,数回訪問しただけの大衆食堂だが,今や,こよなく愛する函館のmy大衆食堂.
父さんと母さんがいい味を出しているのだ.
しかも,どのメニューも昭和ノスタで実に旨い.

さてさて,そういえば,このお店の代表的メニューをアップしていなかったのに気がついた.
”ホタテフライ”だ.
津軽海峡から噴火湾にかけて水揚げさえるホタテの味は,超一級.
それを,丸ごと揚げて,ザクザクと切って提供するのが,このお店のホタテフライだ.

これが実に旨い.
サクサクに揚がった衣に,ホタテ特有の旨味と甘味がギュッと凝集されている.
函館でもホタテフライを提供するお店は決して多くはない.
函館の隠れたグルメの一品といってよい.
これをアテにして飲むサッポロビールが旨いのは当然だ.

次は,長らく謎に包まれていたこの一杯.
この食堂のオリジナルメニューの”スープうどん”だ.

何と,登場した彼のものは,このお店の塩ラーメンのスープに”うどん”を合わせたもの.
具も塩ラーメンと同じ.
叉焼・麩・メンマ・ネギなどだ.

函館といえば,我が国の中華そば(塩味南京そば)発祥の地との説が有力だ.
名古屋では,うどん汁と中華麺を融合させて名古屋”中華そば”が形成された.
函館では,その逆の発想で”うどん”を作ろうとしたお店があったのだ.

函館では一般的なメニューではないにしろ,これには驚かざるを得ない.
改めて,我が国の麺文化の奥深さを思い知らされるのだ.

函館ラーメン伝統の豚骨清湯塩スープにうどんが合わないわけがない.
旨いではないか.
(2013/6)

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小いけ 本店/函館 宝来町

焼きカレー(サラダ付)\1050 ★★★★+

小いけ本店/函館 宝来町小いけ本店/函館 宝来町小いけ本店/函館 宝来町 

久しぶりの小いけ本店だ.

10年前,函館に単身赴任していたあの時代.
小いけのカレーほどよく食べたものはない.
宿舎が近かっただけでなく,感動的なカレーだったからだ.

小麦とカレー粉の焙煎感抜群の昭和ノスタなこのお店のカレーは,全国でも屈指の旨いカレーなのだ.
五島軒もさることながら,函館の誇るべき旨いカレー屋といい.

今日は,懸案メニューだった焼きカレー.
ホタテなどの魚介カレーにチーズと玉子で焼き上げたドリア風のカレーライスだ.
やや,カレーの風味は落ちるが,小いけのカレーらしさが出た熱々のカレーだ.

今日のように寒い日には身も心も暖まる.
石油ストーブの力強い炎に支えられて暮らした,今はなきあの木造の家での冬の懐かしき日々が思い起こされる.
(2013/2)

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鳳蘭/函館 松風町

チャーシューワンタンメン\800 ★★★★+

鳳蘭/函館 松風町鳳蘭/函館 松風町鳳蘭/函館 松風町

約10年ぶりの鳳蘭だ.
創業1950年(昭和25年).

王さん((昭和21年)や 汪さん(昭和23年)が次々と閉店してしまった今,函館大門界隈に残る戦後昭和間もなくに創業した数少ないラーメン屋になってしまった.

味は前と変わらない.
スープにしろ麺にしろ,伝統的な函館ラーメンの味わいを引き継いでいる.

黒縁のもも肉叉焼が旨い.
ワンタンの具もしっかりとした味付けだ.
ノスタな味わいがいいではないか・・・

鳳蘭/函館 松風町 

なお,恨めしそうに店内を覗いていたネコちゃん.
店主に餌をもらって満足げだ.
(2013/2)

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福々亭/函館 大町

ネギラーメン(塩)\600+半チャーハン\420 ★★★★★

福々亭/函館 大町福々亭/函館 大町福々亭/函館 大町 

”じょばんに”の函館在住時,函館塩ラーメン三傑の一店と評したお店だ.
このお店の塩ラーメンがどうしても食べたくなって,重い腹を抱えながらの訪問だ.
思い出して見ると,何と,10年ぶり.
どうして,こんなに時を経てしまったのかは実に不可解だ.

創業1976年(昭和51年).
今日も地元のお客で大いに賑わっている.
カウンターに陣取って注文を済ませる.
今日はあれだけ食べ歩いたのに,よくもまあ,これだけ食べようと思うことに我ながら感心する.
まだまだ.”生”への執着心がある証左に違いない.

やっぱり旨い.
透明度の高い深みのあるあっさり塩スープは絶品だ.
ネギの風味が加わって実に旨い.
久しぶりの日の出製麺の中太縮麺は,シコモチ.

パラパラチャーハンも昔ながらでいけている.

函館中心部からやや離れた場所にあるが,市電”どっく前”行きに乗って大町電停で降りればすぐそこだ.
本物の函館塩ラーメンが食べたいと思う観光客の方々には,かつて遠洋漁業で栄えた旧函館市街の昭和ノスタな雰囲気を味わった後に,是非とも食べていただきたいお薦めの函館ラーメンなのだ.
(2012/10)

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ゆうみん/函館 大門

函館チャンポン麺+半チャーハンセット\890 ★★★★++

ゆうみん/函館 大門ゆうみん/函館 大門ゆうみん/函館 大門  

大門界隈で終戦直後から続いてきた”王さん”や”汪さん”なき後は,やはりこのお店だろう.
ああそういえば,"鳳蘭”が頑張っているが,ここは次回に・・・

創業1946年(昭和21年).
店が新しくなってから3年ぶりの訪問だ.

代替わりして新店舗となったとはいえ,このお店のチャンポン麺は,オリジナリティーがあって旨い.
”函館チャンポン麺”と呼ぶにふさわいい.
今日は,唐辛子5本で・・・
通常の辛さは,唐辛子3本だ.
名物の”春巻”も食べたいところだが,後の予定がもう一杯あるのでパス.

十分な旨味のあるスープにパンチの効いた辛味が絶妙だ.
様々な具から出た旨味と相まって旨い.
モチモチの中太縮麺もいける.
先代のチャンポン麺と比べると,ワイルドさには欠けるが,これはこれでいける.
やや薄味だがチャーハンもよい.

新しい味を目指して若い世代が頑張っている.
函館観光に行かれる方にもお薦めできるメニューだ.
(2012/10)

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津軽屋食堂/函館 大門

いか煮\250 ★★★★++ ポテサラ\170 ★★★★

津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門

マル米でほろ酔い気分になって,津軽屋の蕎麦でも食べようかとこのお店へ・・・
ずっと気になっていながら,訪問の機会を失していた昭和の大衆食堂だ.

現経営者が営業を引き継いだのは1965年(昭和40年).
お店は,それ以前からあったそうだ.
店名からして,創業者は津軽の方なのだろう.

蕎麦を食べようと思いつつも,店内ケースの豊富な”おかず”を見て飲みモードに・・・

旨いいか煮ではないか.
もともと素材のいかが旨いのはもちろん,煮汁がいかの表層に達し,絶妙な煮つけになっている.
いか刺しもいいが,煮物も旨い.

ポテサラは,昔ながら.
生ビールがすすむ.

ああ,またやっちまった.
最近のいかれた”じょばんに”は,敬愛すべきこちらのブログの影響か,ノスタなお店での酔いどれモードにはまっている.
(2012/10)


津軽屋食堂
 函館市松風町7-6
 木休/10:30~20:00
 1965年(昭和40年)以前

津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門津軽屋食堂/函館 大門

<メニュー>
御飯\170(小\90)
みそ汁\70
各種おかず\80~\450
カツ丼\650
カツカレー\650
そば・うどん\300~\550
など
(2012/10)

来々軒/函館 末広町

タンメン\700 ★★★★

来々軒/函館 末広町来々軒/函館 末広町

塩味と思いきや醤油味のタンメンだ.
東京とは,タンメンの概念が違うのには驚かされる.

やや甘めの化調が効いたスープ.
これが何とも昭和ノスタルジックだ.
これに,このお店の中細直麺がよく絡む.
火当てした野菜や豚肉はボリュームがある.

このお店らしい昔懐かしい旨いタンメンだ.
(2012/3)

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元祖 小いけ/函館 宝来町

カツカレー\890 ★★★★+

元祖 小いけ/函館 宝来町元祖 小いけ/函館 宝来町元祖 小いけ/函館 宝来町 

こちらのお店も10年ぶりの訪問だ.

小いけ本店と元祖小いけの関係については,小いけ本店の店舗情報をご覧いただきたい.
戦後間もなく故小池小池義次郎氏が考案した小いけのカレーは,五島軒のカレーと並ぶ旨い函館カレーであることは間違いない.
店の正当性がどちらかにあるかはどうでもいいことだ.
問題は,どちらが旨いか,どちらが好みかということだろう.

焙煎された小麦粉を使っているところは本店と同じだ.
焙煎感は,本店よりも弱く粘度はやや低めだ.
その分,カレーの風味がはっきりとしている.
しかも,本店よりも遙かに辛い.
カレーにキレがあるといってよい.
旨い.

カツは,やや薄めだが,サックリと揚がっている.
カレーソースとの相性もバッチリでこれもいける.

本店とは甲乙つけ難い.
個人的には,どちらかといえば,小麦の焙煎感の強い本店の方が好みといえようか.
(2012/3)

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汪さん/函館 松風町

掛焼めし(かけ炒飯)\750 ★★★★★

汪さん/函館 松風町汪さん/函館 松風町汪さん/函館 松風町 

実に10年ぶりに食べるこのお店のかけ炒飯だ.
代表的メニューの一つ.

ベースの炒飯が秀逸だ.
ザ・炒飯といってよい.
これに,野菜や肉やエビがたっぷりと入った極旨の餡が絡む.

至福の味わいだ.
(2012/3)

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滋養軒/函館 松風町

チャーシューメン(醤油味)\700 ★★★★++

滋養軒/函館 松風町滋養軒/函館 松風町

函館出張,9年ぶりの滋養軒だ.

やや甘味のある醤油ダレにこのお店のクリアな清湯スープ.
生姜の風味が心地よい.
やっぱり旨い.

これに小麦の風味がよく感じられる自家製中細直麺がよくマッチしている.
昔ながらの肩ロースの叉焼は,やや濃いめの味付けだがこれもいける.

函館屈指のラーメン老舗店の力は健在だ.
(2012/3)

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三次そば屋/函 乃木町

チャーシュメン\580 ★★★★+

三次そば屋/函 乃木町三次そば屋/函 乃木町

かつての乃木町の住人の方々から多くのご意見をいただいた.
三次のノスタルジックなラーメンとカツ丼が旨いと・・・

これは食べないわけにはいかない.

乃木町にある昭和の蕎麦屋だ.
父さんと母さんとお姉さんでやっている.
昼時,出前の電話が鳴り止まない.
電話に出る母さんの声が勇ましい.
このお店の日常なのだろう.

豚骨清湯の伝統的な函塩スープだ.
旨味とコクがよく出た旨いスープだ.
化調が程よく効いていて旨い.

中太直麺は,ツルシコ.
卵麺なのか,麺に味があってこれも旨い.

もも肉叉焼が実に旨い.
ポクポクで噛むほどに味が出る.
しかも,厚切りで7~8枚入っている.
ボリューム満点だ.
それでいて安い.

確かに,こういうラーメンが函の昭和の日常のラーメンなのだろう.
そんなラーメンが今も自然な形で残っているところが凄い.
(2012/1)

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洋食 すわ/函 若松町

カツマロ\700 ★★★★+

洋食 すわ/函 若松町洋食 すわ/函 若松町

市役所近くの街の昭和の洋食屋だ.
じいさんとばあさんでやっている.
かつては,近くでラーメンもあった”食堂すわ”も営業していたが,閉店してしまったのは残念だ.

9年ぶりに名物の”カツマロ”が食べたくなったので訪問した.
じいさんとばあさんは,未だお元気のようで何よりだ.

カツマロとは,鉄板ナポリタンの上に薄焼き玉子,カツが載せて,デミグラスソースをかけたオリジナル洋食だ.

ナポリタンは,正に昭和の昔ながらのもの.
カツは,薄切り肉がサックリと揚がっている.
これに薄焼き玉子と甘さ控えめのコクのあるデミグラスソースとのコラボで食べる.

決してメチャウマというわけではないが,何ともいえないノスタルジック感と満足感がよいのだ.
一度はお試しあれ.
(2012/1)

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星龍軒/函館 若松町

炒飯セット(正油)\780 ★★★★+

星龍軒/函館 若松町星龍軒/函館 若松町星龍軒/函館 若松町 

今日は,このお店の正油ラーメンを食べに訪問だ.

正油ダレに特徴がある.
解析不能なやや甘めのコクと旨味がある.
ニンニクも入っているようだ.
これに,このお店の清湯豚骨ベースのスープの旨味が加わった奥深い味わい.
さすがに旨い.

麺や具は,塩ラーメンと同様の構成.
出口のツルモチの中細直麺がいい感じだ.

炒飯は昔ながら.
ラードでご飯,玉子,玉葱,叉焼がよく火当てされている.
ラードの香ばしさがノスタルジックだ.
(2011/12)

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阿佐利/函館 宝来町

Bランチ\1400 ★★★★+

阿佐利/函館 宝来町阿佐利/函館 宝来町阿佐利/函館 宝来町

函が横浜や神戸などとともに開港したのは,幕末期の1859年(安政6年).
以後,函に洋食文化が流入した.

北海道に現存する最も古い洋食屋は”五島軒”(函館市末広町/1879年・明治12年)だ.
今ではカレーが有名だが,元々はロシア料理のお店として出発した.
次いで,北海道開拓使の官営ホテルとして建設された”豊平館”(札幌市/1880年・明治13年),日本で最初のラーメンを発売したとされる洋食店”養和軒”(函館市末広町/1882年・明治15年)へと続くのだが,残念ながらその時代の味は現存していない.

”阿佐利”の創業は,1901年(明治34年).
創業者は,土橋多治氏,精肉店から出発した.
数年後,二階で牛鍋屋を始めたとされている.
現在も店舗一階に残る阿佐利精肉店は,このお店の歴史なのだ.

なお,この精肉店で販売されているコロッケは,一日平均800個作るそうだが,数時間で完売.
売るものがなかった戦時中の昭和15年ころ,先代の女将さんが販売したのが始まりだそうだ.

二階の座敷は実にクラシック.
幕末の武士が襖を開けて飛び出してきそうな雰囲気だ.

すき焼きは,どちらかというと薄味の割下で煮込まれている.
いわゆる関東風のすき焼きだ.
ランチのすき焼きの牛肉は,このお店で使われているA5ランクの肉ではないそうだが,それなりに旨い.
しかもボリュームもある.

熱々の名物コロッケはサクサク.
ジャガイモと挽肉が何ともノスタルジックな味わいだ.

これにシャーベットとコーヒーがつく.
それでいてこの値段はCPの高いランチだと思う.
(2011/12)

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しお家/函 本町

ワンタンメン(しお味)\890 ★★★★+

しお家/函 本町しお家/函 本町 

すっかり飲み過ぎて夜も更けた.
しかし,本町界隈には深夜までやっているラーメン屋が何店かある.

このお店もその一つだが,開店時間が22:00~ということもあって,一般的には敷居の高いお店でもある.
函赴任時以来の訪問だ.

スープは,函ラーメン伝統の透明度の高いスープではない.
やや濁りのある動物系+野菜系ベースのコク塩のスープだ.
脂分も多いが,それでいてあっさりとしている.
研究された味には定評があるラーメン屋だけあって旨い塩スープだ.

麺は,緩やかなウェーブのかかった岡田の中細麺.
モチモチ麺だ.
コクスープとの相性がよくて旨い.

ワンタンは,チュルチュルの皮に板状の具が詰まったもの.
具が旨い.
食べ応えのある旨いワンタンだ.
柔らかなバラ肉ロール叉焼もよい.

久しぶりに食べたしお家だが,以前食べたときよりも大幅にレベルアップした感がある
ただし,観光客向け営業と場所柄のせいか,星龍軒などと比べると,やや高めの値段設定だ.
(2011/12)

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江戸八/函 万代町

かつ丼・かけそばセット\1000 ★★★★+

江戸八/函 万代町江戸八/函 万代町

かつ丼が旨いことで有名な蕎麦屋だ.
かつ丼ともりそばのセットのもりそばをかけそばにしてもらった.

かつ丼は,評判どおり,旨い.
厚切りのロース肉がサックリと揚がっている.
これがやや甘辛目の出汁と醤油で玉葱と一緒に煮てある.

良いのは,玉子のトロトロ感.
とんかつにもよく絡んでこれはいける.
しかもボリュームがある.

蕎麦は,まあ,一般的.
だが,決して不味い蕎麦ではない.
普通に旨い.

お腹が一杯だ.
かつ丼だけで十分に満足できる.
(2011/12)

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りつ/函館 本町

鍋焼きラーメン\830 ★★★★

りつ/函館 本町りつ/函館 本町 

函出張だ.

ホテルが本町とあらば,このお店に来ないわけにはいかない.
昭和28年創業のノスタルジックラーメン店だ,
店名は,現在のマスターのおばあちゃんの名前.
このお店の創業者だ.

前回訪問時,次は鍋焼きラーメンを食べようと決めていた.
マスターの話によると,戦後,鶏がらや豚骨が手に入りにくかったころ,鍋焼きうどんのラーメンバージョンを作ったのが最初とか・・・
今では函でこれを出すお店も少なくなったようだ.

スープは,正に鍋焼きうどんのそれ.
節中心の魚介系ベースの醤油味だ.
甘めで濃いめの味付けが実にノスタルジック.

麺は,この店で使っている出口に中細縮麺.
コシのあるシコモチ麺だ.
不思議と違和感がない.

具は鍋焼きうどんと同じ.
鍋焼きラーメンの所以だ.

これはこれで面白いラーメンの食べ方だ,.
話のネタになる.
(2011/12)

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八宝園/函館 高盛町

ラーメンセット(ワンタンメン)\900 ★★★★+

八宝園/函館 高盛町 

1971年(昭和46年)創業.
高盛町の住宅街にある昭和の中華料理屋だ.
2007年に惜しまれつつ閉店したが,2008年1月に常連客の方が復活オープンさせたようだ.

今日は+\200で半炒飯のつくラーメンセットだ.

スープは,伝統的な函館ラーメン.
豚骨の旨味が十分に出た清湯スープだ.
透明度が高くこれは旨い.

八宝園/函館 高盛町 

麺は,中太直麺.
やや柔だが,スープとの相性はバッチリ.
函館ラーメンらしい.

ワンタンは,ほとんど具のないチュルチュルワンタン,
具の紹興酒の香りがとてもよい.
塩ラーメンにはぴったりだ.
肩ロースの叉焼にシャキシャキメンマも悪くない.

チャーシューやエビなどが入ったチャーハンは昔ながらの中華系の味.
これもいける.

もともと味に定評のあるお店.
昭和の函館中華の味が十分に引き継がれているようだ.
(2011/9)

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櫻井ラーメン店 櫻井家/函館 十字街

秘伝黒しょう\750 ★★★★+

櫻井ラーメン店 櫻井家/函館 十字街 

本通にあった櫻井ラーメン店が十字街に移転してきた.
2010年11月のことのようだ.

スープは,札幌/村中系ライクなコク醤油味だ.
ベースは,動物系+野菜系.
旨味とコクが十分で,やや甘め.
脂が多いところもよく似ている.
旨いスープだ.

櫻井ラーメン店 櫻井家/函館 十字街 

麺は,久々に食べる日の出製麺の中太縮麺.
シコモチした食感.
このスープによく合った旨い麺だ.

バラ肉叉焼は,柔らかくて旨い.
シャキシャキメンマにキクラゲ.
どちらもいい食感をしている.

函館のオリジナルラーメンだが,美味しく食べられる.
(2011/7)

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jolly jellyfish from CALICALI/函館 宝来町

ステーキピラフ\1200 ★★★★++

jolly jellyfish from CALICALI/函館 宝来町jolly jellyfish from CALICALI/函館 宝来町

函館単身赴任時代の”じょばんにの家”近くにあった.
ちょくちょくと行っていたお店だ.
”カリベビ”とともに,函館で昭和のアメリカンなレストラン&バーの風情が味わえる.

このお店の名物は,ステーキピラフ.
バターライスの上に,牛ステーキが載ったもの.
久しぶりに食べてみたくなって立ち寄ってみた.

登場したステーキピラフ.
以前と変わらない味ではないか.

ステーキがレアでしかも柔らか.
牛肉の旨味がその上にかけられた甘いソースとともに実に旨い.
ピラフとの一体感もよく,満足感の高い一品となっている.

オールドスタイルのお店の雰囲気もよく,一度は行ってみる価値のあるお店だ.
なお,ジェリーフィッシュとは,くらげのこと.
(2011/7)

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東京庵/函館 十字街

チャーシューメン(塩)\750 ★★★★++

東京庵/函館 十字街 

南部坂下にある老舗の蕎麦屋だ.

このお店も函館に赴任した2002年当時,早々に訪れたお店の一つ.
函館に東京庵とはいかがなものかと思ったことをよく覚えている.
調べてみると,初代が函館に江戸前蕎麦のお店を開きたいと考えて屋号を東京庵としたようだ.

当時,蕎麦を食べるつもりで入ったのだが,メニューを見てびっくり.
何とラーメンメニューがたくさんあるではないか.
即刻,塩ラーメンを注文した.
スープは,豚骨清湯塩味の伝統的な函館ラーメンのそれだった.
大いに感動したものだ.

久しぶりにこのお店のラーメンが食べたくなって入店.
今日は,塩味と正油味のコラボが楽しめるチャーシューメンにしてみた.

スープは,伝統的な函館ラーメンのスープに叉焼の煮汁が溶け出して塩と正油の中間的な味になっている.
これがとても旨い.
丁度,昭和苑(函館/昭和)のチャーシューメンのスープのような味だ.

麺は,中細の直麺.
例によって柔な茹で加減だがこれがよい.
レトロな味わいがたまらない.

叉焼は,昔ながらの肩ロース.
しっかりと煮込まれていてパサパサ感が強いが実に昔懐かしい味で旨い.

次回は,正油ラーメンを食べてみたいところだ.
(2011/4)

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CALIFORNIA BABY/函館 ベイエリア

シスコライス\690 ★★★★★

CALIFORNIA BABY カリフォルニアベイビー/函館 ベイエリアCALIFORNIA BABY カリフォルニアベイビー/函館 ベイエリア 

あれは函館に赴任して間もない2002年4月下旬のことだ.

よく晴れた休日の午前,ベイエリアを散歩した.
腹が減った.
西波止場美術館の横にある白いクラシックな建物に興味が湧いて,窓から店内を覗いてみた.
何と,ウッデーな店内は昭和のアメリカンスタイルではないか.
函館にこんなお店があったんだ.
そう思いながら入店.

ライスメニューのトップはシスコライス.
聞き慣れぬメニューにいったいどんな食べ物なのか店員に聞いてみた.
店員が写真を持ってきて,こんなものだと説明してくれた.
要するに,バーターライスの上にフランクフルト,これにミートソースをかけた一品だ.
このお店のオリジナルのようだ.
サンフランシスコの味をイメージさせる点で,ネーミングもいい.

食べてみると,意外ににも,バターライスとミートソースの相性がとてもよくて旨かった.
しかも,食べたことはないのに,どこか昭和を感じさせる昔懐かしさ漂う味.
魚貝や塩ラーメンといった函館の味とは違う驚きの味を感じだものだ.

あれから9年.
また,あの何ともクラシックな味を思い出して訪問してみた.

このお店にはバドもあるのだが,今日はハイネケンと一緒にいってみよう.
たっぷりのバターでくるまれた固めのライスに,丁寧に作られたミートソースが絡んで実に旨い.
突出していないマイルドの甘さがいい感じだ.
これに卓上のタバスコをかけると,ピリ辛味になってなお旨い.
フランクフルトがこれまたよく合っている.

変わりのないあのときの味だ.
函館在住当時の記憶がよみがえってくる.
(2011/4)

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てっちゃん食堂/函館 亀田本町

塩ラーメン\400 ★★★★★

てっちゃん食堂/函館 亀田本町 

”ごんちゃん”に行ったら,こちらにも行かないわけにはいかない.
早々にマイ函館ラーメンリストに挙げておきながら,行きたくてなかなか行けなかったお店だ.

昼時,先客なし.
雪が降っているせいだろうか.

スープは,伝統的な函館ラーメンのそれ.
抜群の透明度のあるスープは,豚骨メインだ.
化調は強めだが,塩味とのバランスが素晴らしい.
実に旨い.

麺は,日の出製麺の中細縮麺.
ツルモチでこれもよい.

薄い味付けのもも肉叉焼は,スープにピッタリだ.
コリコリメンマもいい感じ.

何故もっと早く来なかったのだろうか.
後悔しきりの一杯だ.
今度は,半チャーハンと正油を食べてみたい.
(2011/1)

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ごんちゃんラーメン/函館 谷地頭

チャーシューメン(正油)\880 ★★★★

ごんちゃんラーメン/函館 谷地頭 

初めてこのお店を訪れたのは何時のことだったろうか.
僕が函館に単身赴任して間もないころだったから,2002年4月のことに間違いない.

青柳町の”じょばんにの家”に住むことになった僕は,初めての北海道勤務に気をよくして,近くの飲食店を毎日食べ歩いたものだ.
ごんちゃんは,そんなお店の一店.

谷地頭の肉屋に併設されたラーメン屋だ.
肉屋の奥にある.

初めてここの塩ラーメンを食べたとき,一口,スープの味のなさに驚いたものだ.
話し好きで心温かい母さん曰く.
健康ラーメンを目指しているとのこと.
塩分半分,脂分カット,薬草を入れた無添加のスープ.
そんなラーメンを作っているということだった.
でも,食べ進むうちに,滋味深かい自然なスープに感動したものだ.
「全部飲んで行ってね」
母さんは何度も言っていた.

在函館少年さんのブログに触発されて,久しぶりに訪問してみた.

今日は,函館には珍しく綺麗なパウダースノーが降っている,
おや,暖簾が出ていない.
やっていないのかと思ったがドアを開けて入店.
ごめんくださいと大声で叫ぶと,いつも寡黙だった父さんが出てきてくれた.
やってますよと・・・
最後に食べたときから,もう8年も経っているのに,全くお変わりないようだ.

ラーメンが出来上がる前,名物母さんが登場.
前に何度が来たことがあることを告げると,あれこれ界隈の昔話に・・・
母さんもお変わりないようだ.

父さんが作ってくれたラーメンは,湯気がもうもうと・・・
脂分がほとんどないことの証拠だ.
ラーメンブロガーにとっては,撮影困難な状態なのだ.

母さんに頼んでうちわであおってもらった.
「もっと,もっと・・・」
湯気が飛んだ瞬間をパチリ.
母さん曰く.
「うまく撮れたかなあ・・・」

スープは,一口,やっぱり水っぽい.
だが,食べ進むうちにじゅんわりとスープの旨味が湧いてくる.
動物系と魚介系が一体となった八王子系スープの趣を感じさせる奥深いあっさり正油味だ.

ごんちゃんラーメン/函館 谷地頭 

麺は,中細縮麺.
モチモチ系でこれはもいける.

チャーシューが旨い.
肉屋のチャーシューだから当然のことだろう.
もも肉の旨味が自然な味付けで作られている.
何枚も入った大振りのチャーシューはボリュームもある.

決して,いわゆる旨いラーメンではない.
だが,母さんの心遣いとともに心温まる一杯であることは間違いない.
母さんの「また来てね」という言葉に送られて雪道を歩くとき,何故か体全体がポカポカと温かく感じられるのだ.
(2011/1)

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六花/函館 田家町

塩らーめん\550 ★★★★+

六花/函館 田家町 

店名は「りか」と読む.

久しぶりの訪問だ.
お昼時,相変わらずの盛況だ.
近所の常連さんがいろいろと食べている.
ワンコインランチが食べたいところだが,これを食べたら腹がパンクしそうだ.

スープは,動物系+野菜系+昆布などからとった清湯塩味だ.
生姜の香りが立っている.
塩味にやや角があるが,素朴で旨い.

麺は,出口製麺のわずかにウェーブのかかった中細麺.
モチモチ感のある.
小麦の風味が感じられる旨い麺だ.

肩ロース叉焼は,函館らしい.

味には定評があるお店だけのことはある.
とはいえ,やはりこのお店の看板メニューは,ワンコインランチ.
大いに一食の価値がある人気メニューなのだ.
(2010/10)

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なかみち食堂/函館 中道

カツ丼\800 ★★★★

なかみち食堂/函館 中道町なかみち食堂/函館 中道町 

たつみ食堂みなと食堂と並び称される函館三大食堂の一つ.
中でもデカ盛り店として有名だ.

登場したカツ丼は,巨大な丼に山盛りだ.
味噌汁もたっぷり.
さあ,いってみよう.

カツは,とじたタマネギの中にすっぽりと隠れている.
肉はやや薄い.
一般的な味だ.
衣が薄いせいか,肉との一体感が今一だ.

出汁は,甘くてやや濃いめの味付け.
たまねぎはたっぷりだ.
大衆食堂のカツ丼らしい.

それにしてもボリューム満点だ.
食べている途中で,腹の中に溜まっていくのがよく分かる.
満腹感が心地よいボリューム勝負のカツ丼だ.
(2010/10)

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ふじや食堂/函館 宮前町

塩ラーメン\500 ★★★+

ふじや食堂/函館 宮前町 

紅葉軒からトボトボと歩いてこのお店へ・・・
すぐ隣のホワイトアップルのハンバーグも気になるところだ.

函館ラーメン伝統の豚骨清湯だ.
だが,いかにもしょっぱい.
まさに塩ラーメンだ.

麺は,中細縮麺.
麺硬でよい.

肩ロースの叉焼にコリコリメンマはなかなかいける.
麩が入っているあたりは,札幌風だ.

スープと麺のバランスが悪いのが残念だ.
(2010/7)

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紅葉軒/函館 八幡町 【閉店】

紅葉軒/函館 八幡町 【閉店】 

***********************************
紅葉軒【閉店】
 北海道函館市八幡町18-8
 1961年(昭和36年)
***********************************

おっと,ショックだ.
閉店.
貼り紙によると,つい最近のことのようだ.

紅葉軒/函館 八幡町 【閉店】 

昭和そのものの大衆食堂だった.
ばあさんが一人でやっていた.
教育大生を相手にやってきたのだろう.

少し遅かった.
最後にあの1杯が食べたかったものだ.
(2010/7)


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月と星と妖精ダスト
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シンプルライフをめざして
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ラーメン,カレーライス,かつ丼など,思い出深い昔懐かしい大衆食をさがして食べ歩きます.

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