横浜中華街/横浜

横浜中華街 http://www.chinatown.or.jp/index.php

横浜中華街/横浜 
(善隣門 横浜中華街の表玄関に当たる門 東に中華街大通りが延びる)

横浜中華街/横浜 
(中華街大通り)

横浜中華街にやってきた.
ラーメンの原点に触れるためだ.

まだ若かった二十数年前,すぐ近くの新山下町に10年間住んでいた.
関内駅と石川町駅の間の南東側の一角にある横浜中華街には,500店以上の中華料理店が集中しているという.
住み始めた当初,これに気を良くして,妻に中華街全店のラーメンを食べ尽くすと宣言して食べ歩きを始めたものの,あまりの店の多さに圧倒され,一ヶ月余で断念した.
あのころが懐かしい.

横浜中華街/横浜 
(関帝廟)

横浜中華街/横浜
(市場通り)  

横浜中華街/横浜 
(店頭に吊された北京ダックや豚など)

横浜中華街/横浜 
(聘珍樓 創業1884年・明治17年 現存する日本最古の中国料理店だ)

久しぶりの中華街は,大震災があったというのに相変わらず観光客で賑わっている.
ぶらぶらと歩きながら見てみると,老舗店はしっかりと残っているが,随分とお店が入れ変わっているのには驚かされる.
年間2000万人近い観光客が訪れるとはいえ,やはり,ここでの生き残りは難しいのだろう.

東アジア最大の中華街(南京街)であるこの街は,横浜の開港(1859年)以降,中国人商人・貿易商らが来日し,外国人居留地の一角に中国人街が徐々に形成されていったようだ.
当初は,中華料理店は多くはなかったものの,1872年(明治5年)ころには,柳麺lau minの屋台が出始めていたそうだ.
この街は,函館(養和軒/明治17年・南京そば)などとともに,首都圏のラーメンの原点なのだ.

というわけで,麺類を中心に,かつて食べ歩いて美味しかった評判店を何店か訪ねてみよう.

<参考>
新横浜ラーメン博物館の「日本のラーメンの歴史」年表によると,1910年(明治43年)に浅草/来々軒が創業するまでの歴史について,以下のように記載されている.
ラーメン黎明期
1872年
・ 明治維新により開国された港町に中国人街が出現.
・横浜南京街に数軒の中華料理店が営業開始.
1884年
 函館/養和軒にて「南京そば」というメニューがあった. 函館新聞に広告が載せられた物で、日本で最初に、正式に中華麺が宣伝された可能性がある.ただし、この「南京そば」が、現在のラーメンにつながる汁そばであるかどうかは不詳である.
明治中期
・横浜の南京街(中華街)で、南京そばの屋台が引かれ始める.
・この前後に相次ぎ本格中華料理店が続々と開店する.
1905年
・長崎『四海楼』の陳平順氏が長崎ちゃんぽんを考案.
(2011/4)


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