ラーメン二郎/東京 三田
ぶた入りラーメン(ニンニク少々・カラメ)\700 ★★★★++
昭和40年代から50年代にかけて,その後の首都圏のラーメン界に大きな影響を与えた個性豊かな特徴のある3軒のラーメン屋が登場した.
その1は,ラーメン二郎(昭和43年)
その2は,家系総本山の吉村家(昭和49年)
その3は.がんこラーメン(昭和58年)だ.
いずれのお店も,その後,一大勢力を誇る系列店を生んだ.
今日は,久しぶりに三田のラーメン二郎本店へ・・・
よくよく思い出してみると,最後に訪問したのは平成16年秋.
もう7年近く前のことだ.
9:15到着.
既に開店していて十数名の店外待ちができている.
人気が衰える気配なしだ.
意外にも回転早く,30分ほどで入店.
相変わらず山田店主がザルを振っておられる.
お元気そうだ.
久しぶりの本店の味,
ブレが大きいと言われているが,今日はよい出来だ.
豚と野菜ベースのスープは,キレがある.
これに脂のこってり感とカネシ醤油の風味が加わって実に旨い.
麺は,オーション(強力粉)を使った自家製の平ぺったい極太縮麺,
強いコシとシコモチの麺は,二郎の真骨頂だ.
並でも通常のラーメンの3杯分くらいの量がある.
強いスープに強い麺.
これに,ニンニクとたっぷりの野菜と巨大な豚の塊が相まってジャンクな二郎の世界を演出している.
さすがだ.
(2011/5)
■ラーメン二郎 三田本店■
東京都港区三田2-16-4
日祝休/10:00~15:00(早めの開店・早仕舞あり)
1968年(昭和43年)
東急東横線都立大駅近くで「ラーメン次郎」としてオープン.
創業者は,和食出身の山田拓美氏.
開店当初,客が少なく,閉店を考えていた山田氏に対し,近くの雪印乳業の社員子弟学生寮の北海道出身の学生らが,あれこれ助言して完成したのが現在の二郎のラーメンだとか.
多めの脂や大盛野菜が特徴なのも札幌スタイルの影響が窺われる.
現在の店名は,三田に移転した際,看板屋が次郎を二郎と書き間違えたっことによるという面白いエピソードもある.
創業以降,現在に至るまで,多くの系列店を生んだほか,二郎インスパイア系と称するラーメンを生み出すなど,首都圏のラーメン界に大きな影響を及ぼした.
カウンター13席.
超人気店だけあって行列は必至だ.
<メニュー>
ラーメン\600
ぶた入りラーメン\700
ぶたダブルラーメン\800
大ラーメン\650
ぶた入り大ラーメン\750
ぶたダブル大ラーメン\850
並のラーメンでも,麺やぶた(煮豚)の量がとにかく多いので,麺半分で注文する客も多い.
麺半分,味薄め,脂少なめの注文は,着席時に事前にする必要がある.
(2011/5)
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