喜楽/東京 渋谷
中華麺\650 ★★★★★
久しぶりの訪問だ.
相変わらずの混雑.
ラーメン屋だらけのこの界隈で,これだけの人気が保てるのは,さすがというほかない.
スープは,動物系+野菜系.
甘めの旨味がよく出ている.
昔懐かしい.
揚げ葱の香りが一層その感を深くする.
麺は,太直麺.
シコモチ系だ.
これが実に旨い.
麺自体に味がある.
もやしが旨い.
厚切り叉焼もうよい.
味の滲みた味玉も格別だ.
改めてこの味に納得だ.
(2010/8)

ゴールデンウィークの渋谷は,若者で賑わっている.
お昼ちょうど.
店内は,1階も2階も満席だ.
しばらく待つ.
スープは,コクのあ濃いめの醤油味.
少し甘い.
炒めた大量のもやしと揚げネギが,スープにコクと風味を加えている.
麺は太直麺.
スープとの相性もいい.
叉焼も旨い,
バランスの取れたレトロな万人好みの旨いラーメンだ.
(2006/5)
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中華麺店 喜楽
東京都渋谷区道玄坂2-17-8
水休/11:30~20:30
1952年(昭和27年)
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渋谷駅といえば秋田犬のハチ公.
銅像が建てられたのは,ハチ公が病死する前年の昭和9年のことのようだ.
その後の開戦と戦況の悪化により,ハチ公像は,昭和19年に金属回収された.
ハチ公も徴兵されたのだ.
現在のハチ公像は,戦後昭和23年に再建されたもの.
左の耳が途中からガクンと折れているのが特徴だ.
ハチ公を横目に身ながら,東急本店脇を通って道玄坂を登る.
道玄坂は,戦前,交通の要所であった渋谷の盛り場.
戦争で焼け野原となった.
しかし,ハチ公像が再建されたころの道玄坂は,既に闇市が並び,戦後復興への足音が聞こえ始めていたのだろう.
喜楽は,そのような時代に道玄坂で創業した.
坂の中程から左手百軒店商店街に入り,坂の途中の道頓堀劇場斜め前のビルにある.
創業者は,台湾出身の方らしい.
店は,場所柄,渋谷の戦後復興と軌を一にして歩んできたのだろう.
現在は,二代目が経営されているようだ.
今では,立派な店舗となっている.
一階はカウンター席と厨房,二階はテーブル席.
昼時などは行列のできるほどの人気店となっている.
店の一番人気は,もやし麺だそうだ.
<メニュー>
(2010/8)
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