宮鍵/名古屋 納屋橋
上とり丼\900 ★★★★++
<名古屋めしシリーズ その45の2>
納屋橋にある創業1899年(明治32年)の”かしわ”と”うなぎ”料理のお店だ.
前回の鰻シリーズは,旨かった.
今日は,親子丼にしようかと迷ったが,とり丼に・・・
上とり丼は,通常のとり丼に煮玉子がトッピングされたもの.
このお店の”かしわ”は,三河地鶏.
名古屋コーチンではないが,十分に旨い鶏だ.
具は,ネギとかしわを一緒に煮たものだが,煮汁が旨い.
甘辛い濃いめの煮汁だが,かしわの味が引き立っている.
かつ,これが浸みたご飯も旨い.
満足度の高いとり丼だ.
次回は,鍋や親子丼を食べてみたい.
(2013/6)
上ひつまぶし\3880 ★★★★++
わさびあえ\880 ★★★★++
しもふり\580 ★★★★+
皮焼き(塩)\550★★★★++
鰻のたたき\1250 ★★★★★
<名古屋めしシリーズ その45>
かしわとうなぎの有名老舗店だ.
創業1899年(明治32年).
納屋橋の袂にある.
かの池波正太郎氏がこよなく愛したお店としても知られている.
久しぶりに配偶者がやってきたので昼飯をここにする.
とはいっても,小食の配偶者.
まあ,お店に連れていくのはダミーのようなものだ.
一人で行ってこれだけ注文して飲んだくれていたのでは,怪しまれるのがオチだからだ.
配偶者を連れて行けば,好きなものがたくさん食べられるのだ.
美味しいものを食べに行こうと誘えば喜んでついて来る配偶者.
もちろん会計は配偶者持ち.
そんな魂胆を知る由もない.
ウッシシシ・・・
さあ,思いきり美味しものを食べようではないか.
【酒の肴】
まずは,かしわや鰻の肴を注文して一献.
本来なら,旨い酒といきたいところだが,そこは暑い名古屋.
ここは,飲み慣れたサッポロ黒ラベルだ.
おっと,鳥わさと鰻のたたきが旨いではないか.
鶏は,名古屋コーチンではなくて,三河地鶏の”赤鶏”を使っているようだ.
朝びきの赤鶏のささみは,新鮮でほんのりと甘味があって柔らかい.
これに,わさびの風味が絡んで実に旨い.
これに対して,しもふりは,何故か美味しく感じられない.
本来なら,しもふりこそが鶏料理の王道.
名古屋めしの濃い味付けに舌が麻痺してしまったのだろうか・・・
皮焼きが旨い.
塩味のシンプルな味わいだが,パリパリに焼かれた皮の脂に味がある.
旨い鶏の皮もまた旨いということなのだろうか.
鰻のたたきは,白焼きうなぎをあっさりポン酢と茗荷や生姜などの薬味と一緒に食べさせようというもの.
鰻の白焼きの淡泊かつふくよかな味わいが一層引き立って,酒の肴には最適だ.
実に旨い.
【ひつまぶし】
〆は,やはりひつまぶしだ.
上ひつまぶしというだけのことはあって,中入れになっている.
モチモチ鰻はなかなかいける.
特にタレが美味.
伝統を感じる奥深い味わいだ.
茶漬けの出汁は,昆布出汁.
タレとの相性が抜群だ.
旨いひつまぶしであることは間違いない.
(2012/10)
■
宮鍵■名古屋市中村区名駅南1-2-13 map
土休/11:30~14:00(L.O) 17:00~21:00(L.O)
1899年(明治32年)



<メニュー>
うなぎ丼\2,200
ひつまぶし(薬味付)\3,100
長焼き定食\3,550
ひつまぶし定食\3,480
焼きもの定食\2,840
やきどり定食\980
親子丼\700
とり丼\850
わさびあえ\880
しもふり\580
う巻き\600
やきどり\550
きもやき\550
皮やき\550
ももやき\760
長焼\2,800
白長焼\2,800
う肝\980
寿きやき\3,300
白炊き\3,550
味噌すき\3,600
など
(2012/10)