永楽 東京都品川区東大井5-3-2 JR/大井町
ラーメン\530 ★★★★

夕方の仕事帰りに昭和の世界の小路を歩く.
驚くほどの人出である.
サラリーマンが多い.
ラーメンを食べるには時間が早いせいか,永楽は比較的空いていた.
まずはビールを飲んで一日の疲れをいやす.
ラーメンの特徴は,一言で言って渋谷の喜楽と似ている.
いや,喜楽(東京/渋谷)よりももっとインパクトがある.
スープは濃いめの醤油味.
揚げ葱が独特のコクを与え,芳香を放っている.
麺はかなり違う.中太の自家製平打ち麺だ.
柔らかめだがつるつるとしてスープとよく合っている.
具は,葱,厚切り叉焼,多量の茹でたもやしに味玉.
味玉は,チャーシューのつけダレで煮込むようだ.
スープ,麺.具がそれぞれ調和して独特なラーメンの世界を形作っている.
(2006/6)

創業1952年(昭和27年)
大井町東小路は,都内でも数少ない戦後間もない昭和の面影を残す飲食店街.
JR大井町駅東口を出てすぐ左へ.
小路の入口には東小路と書かれた大きな看板がかかっている.
約60ほどの店がひしめく狭い小路は,その全てが昭和の大衆食堂の世界そのものだ.
大衆酒場,洋食屋,寿司屋など,どの店も安くてうまい.
平成の現代において貴重な存在といえよう.
永楽は,東小路の中程にある.
店内には,大きなコの字型のカウンター席とテーブル席がある.
広い店内は,いつも客で賑わっている.
カウンターの中の厨房の中央には,ステンレス製の大きな台が置かれている.
その上に30個くらいはあろうか,たくさんの丼が並べられている.
次から次へと来る注文をこなすためなのだろう.
麺を茹でるのは店主らしき初老の男性.
ほかに2〜3名の店員が黙々と調理をしている.
活気があていい.
(2006/6)