インディアン/東京 蓮沼
カレーつけ麺(温盛り)\950 ★★★★
久しぶりの訪問だ.
昼下がりということもあってか,先客なし.
ややさみしい.
店内を見回すと,カレーつけ麺の貼り紙がある.
このメニューは,昨年,超らーめんナビの限定で登場していたもののようだ.
どうやらグランドメニュー化されたらしい.
というわけで,永岡店主に聞いたところ,温盛か合えがお勧めとのこと.
温盛にした.
登場したつけ麺は,このお店の支那そばとカレーソース.
ただし,支那そばの麺は,平打ち麺だ.
これがつけ麺たる所以なのだろう.
まずは,支那そばを食べてみる.
スープは,相変わらずのクリアで深みのある塩スープだ.
この日は,やや魚介の旨味の出が悪く,水っぽさが残っているところが残念だ.
そしていよいよ麺とカレーソースとの融合.
麺を丼から引っ張り出してカレーソースに絡めて食べる.
このお店独特のブイヨンの効いた欧風カレーソースと,支那そばスープが絡んだ麺との相性は抜群だ.
旨い.
麺にできるだけスープを含ませてカレーソースと一緒にどんどん食べる.
最後は,カレーソースに残ったスープを投入して完食だ.
このお店の支那そばとカレーライスの相性の良さは,つとに有名だ.
つけ麺や合え麺なら,この良さをダイレクトに味わうことができる.
このお店の特徴を生かした面白いカレーつけ麺だが,やはり,定番の支那そばと半カレーがよい.
(2010/2)
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武田流古式支那そばとカレーの店 インディアン
東京都大田区西蒲田7-16-1
日休/11:00~18:00ころ
1955年(昭和30年)
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元は,カレー中心の洋食屋だったようだ.
初代の武田金蔵氏は,若くして資生堂パーラーで洋食の腕を磨き,昭和30年に独立して蓮沼にインディアンを開業したらしい.
カレーライスを看板メニューとしていたようであるが,麺入りのコンソメスープが好評を得て,現在の塩味の支那そばのメニューができたとか.
ただ,いつころから支那そばが出されるようになったのかは定かでない.
現在の経営者は二代目.
洋食シェフの経験のある永岡道明氏.
武田氏が引退後,店を引き継いだようだ.
先代の伝統の味を引き継いでいるという.
メニューはシンプル.
最高級カレーライスと支那そば(焼豚)の組み合わせからなっている.
もちろん単品でもよいのであろうが,むしろカレーライスと支那そばのコラボレーションがウりだ.
セットのほうが値段も安い.
これにカレーつけ麺が加わった.
なお,この店は,ときどき臨休があることと,夕方早く終了してしまうこともあるので注意したほうがいいかもしれない.
(2010/2)
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