ポールスター 東京都千代田区丸の内1-4-5 三菱UFJ信託銀行本店ビルB1
日本郵船特製ドライカレー\1900 ★★★★

日本郵船伝統のドライカレーは平日のランチでしか食べられない.
カレーピラフのような混ぜカレータイプではない.
ウェットタイプのキーマカレーをライスの上に載せた郵船式ドライカレー.
揚げ玉葱と4つにカットされたゆで卵がトッピングされている.
これに福神漬け,らっきょう,紅生姜の薬味とミニサラダがつく.
生のスパイスが効いた辛めの本格的印度風の味だ.
よく煮詰められたキーマと野菜からコクも出ていてスパイシー.
現在でも十分に通用する現代的なおいしさなのだ.
なお,元祖薬味の福神漬けだが,こちらは普通の福神漬けだった.
(2006/12)

日本郵船会社を設立されたのは明治18年のこと.
欧米の海運会社に対抗するための国策会社的意味を持っていた.
日本郵船が欧州定期航路の運行を始めたのは,明治29年(1896年).
船内食堂では,鍛えられたコック達によってハイレベルの西洋料理が.
そのメニューの中にドライカレーがある.
日本郵船の豪華客船三島丸のコック長が考案したもののようだ.
日本郵船歴史博物館の資料によると,実際に,明治44年4月9日の欧州航路三島丸のディナーメニューの中”Lobster&Dried Curries”という記載があるようだ.
ドライカレーの元祖だとする説が最も有力だ.
一方で大阪難波の自由軒が元祖だとする説もある.
海軍にもドライカレーがあったようだ.
現在では,日本郵船の関連会社が経営するレストランポールスター(創業昭和27年)が復刻版として日本郵船特製ドライカレーを提供している.
なお,カレーの薬味の定番になっている福神漬(上野酒悦).
これを薬味とすることを考案したのも船内食堂のコックのようだ.
当初,チャツネをピクルスに変えたところ、酸味が強くて日本人には不評だった.
そこで,大正5年ころ,福神漬けに切り替えたところ好評を得て定番化したらしい.
ただ,当時は福神漬けはが高価.
三等船客にはたくあんを付け合わせとして出していたようだ.