うな善/名古屋 名駅
うな重(上)\2800 ★★★++
<名古屋めしシリーズ その97>
名古屋の鰻屋の蒲焼は,ほとんどが関西風.
このお店は,名古屋ではめったに見かけない関東風蒲焼のお店だ.
つまり,背開きの白焼きうなぎを蒸して再度タレ焼きするもの.
創業は1957年(昭和32年).
この店の”柔らかひつまぶし”は,鰻が柔らかいため,刻んでない鰻の蒲焼きがおひつ御飯に載っているとか・・・
となると,伝統的な名古屋のひつまぶしの概念に大いなる混乱が生じる.
その証拠に,このお店には,別に”名古屋ひつまぶし”というメニューがある.
どうやら関西風蒲焼を刻んでいるようだ.
ということは,このお店の柔らかひつまぶしは,名古屋ひつまぶしではないということに・・・
まあ,どうでもよいことだ.
要は鰻蒲焼が旨いかどうか,それが問題だ.
というわけで,関東風鰻蒲焼の王道,うな重にしてみる.
登場したうな重.
鰻のぶつ切り3切れが御飯の上に載っている.
鰻丼?
お重だから鰻重?
浅草で食べる重厚な長焼きまんまの鰻重のフォルムとの差にやや面食らう.
スカスカだ.
柔らかな食感は,久しぶりに食べる関東風鰻蒲焼のそれ.
悪くはないが,鰻の味わいは何処へ・・・
脂がのっていない鰻を蒸しすぎると,脂が落ちすぎてこういう味わいになるのだ.
”串打ち三年、裂き八年 焼き一生”
関西風,関東風を問わず,鰻の蒲焼とは難しいものだ.
(2013/8)
■うな善■
名古屋市中村区名駅南1-17-26
日休/11:30~14:00 16:30~L.O.21:30(日祝~L.O.20:30)
1957年(昭和32年)
<メニュー>
柔らかひつまぶし(上)\2900
柔らかひつまぶし(特)\5400
うな重(上)\2800
うな重(特)\5200
うなとろひつまぶし(上)\3200
うなとろひつまぶし(特)\5700
名古屋ひつまぶし 限定10食 \2900
肝焼入り(3個)柔らかひつまぶし(上)限定10食 \3300
肝焼入り(3個)柔らかひつまぶし(特)限定10食 \5800
ミニひつまぶし 限定10食 \1900
うなぎ肝焼(6個)\880
など
(2013/8)