鯱市 SYACHI-ICHI/名古屋 大須
チキンカレー煮込うどん\900+生玉子\50+ランチご飯\100 ★★★++
<名古屋めしシリーズ その98>
味噌煮込みうどんの”山本屋本店”のセカンドブランド,カレー煮込み専門店だ.
オープンは,2013/4.
いつも若者で行列ができている.
そもそも,カレー煮込みうどんなるものが,前から名古屋にあったかどうかは定かでない.
こちらの広報によると,そのようにも読めるが,本格的な展開は,2011年以降のようだ.
山本屋本店もこのブームにあやかろうというのだろうか・・・
席に着くと,最初に出されるのは,何とポテチ.
出来上がりまでの口休めということだろうか・・・
はたまた,カレー煮込みに入れて食べろという趣旨なのだろうか・・・
特にアナウンスはない.
何か食べたくないものを食べさせられる感がしなくもない.
登場したカレー煮込み.
鍋蓋にアルファベットの羅列が・・・
しかも,逆さまに書いてあるので実に読みにくい.
蓋を取ってひっくり返せば裏側だ.
これって,もしかして企画ミス?
気を取り直して,麺を一啜り.
確かに山本屋系のゴワゴワ太麺だ.
これは悪くない.
問題は,カレー汁だ.
かなり粘度が高い.
煮込みに伴って,うどんから小麦が溶け出したのだろうか・・・
これはこれで悪くはない.
ベースの出汁も節系の旨味がよく感じられる.
このあたりはさすが山本屋本店といったところか・・・
だが,カレーが甘い,いや,甘すぎる.
まるで”カレーの王子さま”を食べているようだ.
しかも,スパイシー感が特にあるわけでもない.
粉っぽさと舌触りもやや気になる.
問題があるとしたら塩分だろうか・・・
カレーうどんの場合,カレー汁は甘めでも,うどんの塩分と相まってカレーが絶妙な味わいになる場合が多い.
これに対し,煮込み用うどんの場合はどうだろうか・・・
うどん自体に塩分がないか少ないために,出汁やカレーソースなどの塩分調整をしっかりしないと,カレーがピンぼけた味わいになってしまう.
甘いだけでは旨くないのだ.
インドカレーや欧風カレーなどを自作した方ならお分かりのとおり,カレーの命はスパイスと塩分にある.
ましてや,煮込み用うどんとのバランスを取るとなると,更に難しいのだろう.
あま,細かなところはともかく,この店のカレー煮込みは,お子様向けであることは間違いない.
どおりで,ほぼ若者ばかりが行列を作っているはずだ.
(2013/8)
■カレー煮込うどん 鯱市■
名古屋市中区大須3-30-4
無休/11:00~20:00
2013年4月
<メニュー>
カレー煮込うどん\750
チキンカレー煮込うどん\900
ポークカレー煮込うどん\950
ベジタブルカレー煮込うどん\950
天ぷらカレー煮込うどん\1,050
牛すじカレー煮込うどん\1,250
串カツカレー煮込うどん\1,150
ほうれん草カレー煮込うどん\950
なすカレー煮込うどん\950
もちカレー煮込うどん\950
平日ランチタイム(11:00~15:00)ご飯1杯無料サービス
ランチご飯(11:00~15:00/追加1回分)\100
ご飯(15:00~/追加自由)\200
ほか 生玉子\50などのトッピング など
(2013/8)