中華 こんどう軒 東京都中央区日本橋2-6-7 東京メトロ/日本橋
焼豚ラーメン\700 ★★★★

焼豚ラーメンは,無地の大きなラーメン丼に盛られていた.
見た目,濃口醤油の多量のスープ.
その中でほとんど直麺に近い中太の縮麺が大海を泳ぐがごとく波打っている.
焼き豚はコークスで焼き上げるというもも肉叉焼が5〜6枚.
塊をなして岩礁のごとく盛られている.
叉焼を彩る青葱は,岩礁上の草付である.
鶏ガラ・豚骨ベースの濃口醤油味のスープは,甘目でコクがある.
だが,あっさりしていておいしい.
叉焼のエキスがしみ出しているのであろうか.
麺は適度なもちもち感があってスープとよくあっている.
叉焼は堅めであるが香ばしく,噛むほどにおいしい.
元祖東京ラーメンというよりは,むしろ中華汁麺に近いのかもしれない.
壁には気になるメニューが.
「創業88周年記念カレーライス(スープ付き」と短冊に書かれている.
それにしてもものすごい歴史だ.
おそらくレトロ極まる昔風のおいしいカレーライスなのであろう.
心大いに乱れた.次回は必ずこれを喰わねばなるまい.
(2006/4)

創業1916年(大正5年).
日本橋三越本店(大正3年)が完成して間もなくしたころだ.
高島屋東京店(昭和8年)の真裏の細い路地脇にある.
いや,歴史を踏まえれば,こんどう軒の前に高島屋ができたというべきであろうか.
店舗上部に設置されたネオンサインが目印である.
店内は,創業当時のままではないにしろ相当に古い.レトロである.
テーブルがいくつか不規則に置かれている.
二階もあるようだ.
麺類中心の中華料理屋のようだ.
中でもコークスで焼き上げるという叉焼がおいしいらしい.
人気の焼豚ラーメン(叉焼麺)は,昼過ぎには売り切れるという.