味仙/名古屋 中部国際空港
ラーメン\700 ★★★★+
<名古屋ノスタルジックラーメンシリーズ その29>
”味仙”といえば,台湾ラーメン.
その発祥のお店だ.
だが,昭和35年創業の名古屋の昭和の中華屋でもある.
そのラーメンとは・・・
スープは,甘めの中華スープ.
旨味とコクがよい.
低加水気味のシコシコ中細直麺もいける.
ニラの風味が中華屋のラーメンらしいよいアクセントになっている.
バラ肉叉焼の脂身が旨い.
昔懐かしい旨い中華麺だ.
(2012/8)

<名古屋めしシリーズ 番外編>
実家での正月は雪で明けた.
今日は早くも札幌に帰らなければならない.
再び中部国際空港へ・・・.
昼時,何か旨いものはないかと食堂街をうろつく.
あるではないか.
味仙だ.
名古屋には四大麺類とうものがある.
味噌煮込うどん,きしめん,あんかけスパゲッティ,台湾ラーメンのことだ.
今や名古屋ラーメンの名物となった台湾ラーメンの元祖が味仙.
台湾ラーメンというのは要するに,豚挽き肉,ニラ,長ねぎ,モヤシなどをトウガラシで辛く味付けして炒めたものに醤油ベースのスープを加え,これを茹で麺にかけたもの.
ニンニクがたっぷりと入っているが特徴だ.
僕が味仙で食べたのは,もう30年も前のことになる.
小振りの丼に盛られている.
見た目,いかにも辛そうだ.
スープは,豚骨・野菜ベースと思われる少しとろみのある醤油味.
唐辛子で辛いがコクと旨みが強い.
辛味噌味ならぬ辛醤油味で旨い.
麺は少し柔らかめの細縮麺.
スープとの絡みがいい.
具の挽肉が実に旨い.
ニラ,にんにくと相まってスープと一体となっている.
特殊なラーメンだが,名古屋名物となるだけのことはある.
よくできている.
(2008/1/1)
■味仙 みせん 中部国際空港店■
愛知県常滑市セントレア1丁目1番地 旅客ターミナルビル4F map
1960年(昭和35年)

創業1960年(昭和35年).
本店は,名古屋今池にある.
台湾ラーメンの基は,台湾の担仔麺(タンツーメン).
1970年代初めころ,味仙でこれを激辛味にアレンジした賄い料理が始まりのようだ.
1980年代後半の激辛ブームに載って人気が出た.
TVでも取り上げられるなどして名古屋名物となったらしい.
(2008/1/1)