限定塩らぁ麺\1000 ★★★★
佐野実さん直営の支那そばやで食べるには,新横浜ラーメン博物館に入館しないといけない.
入館料を取られるところが痛いが,やむを得ない.
博物館の体感ゾーンは,駄菓子屋,カフェ,交番,銭湯,商店など,昭和レトロな下町が再現してある.
その所々に出店しているにラーメン屋があるという趣向だ.
支那そばやもその1店.
いつもは団体の観光客が入るため,どのラーメン屋にも行列ができる.
だが,今日は空いている.
団体さんが来ていないのだろう.
支那そばやに直行して噂の限定塩らあ麺を注文する.
鶏,豚骨に魚介系が加わったほのかに甘めの塩スープだ.
大量の刻みネギが入っている.
旨いスープだとは思うが,劇的に旨いわけではない.
ネギのせいかどうかは分からないが,味がピンボケの感じがする.
こだわりの直に近い細麺は,さすがに旨い.
つるつるしている.
舌触りも良くて喉越しがいい.
具の鶏ハムはなかなか.
高級感がある.
全体としてよくできた塩ラーメンではある.
だが,高級素材にこだわったラーメンにしては,たいした感動が沸かない.
これで1000円は明らかに高い.
あまり印象は良くない.
口直しに館内のレトロなカフェに入り,カウンターに座ってビールを飲んだ.
マスター曰く,「今日は珍しくどこも空いているねぇ.」
(2005/12)
支那そばや 横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館内
創業1986年(昭和61年).
創業者は,かの佐野実さん.洋食のコック出身.
藤沢市鵠沼(くげぬま)海岸に支那そばやを開業し,2000年に新横浜ラーメン博物館に出店した.
20004年に鵠沼海岸の本店を閉鎖したため,現在,佐野さん直営の支那そばやは,新横浜ラーメン博物館の1店のみ.
佐野さんを一躍有名にしたのは,TBSの番組「ガチンコラーメン道」.
ラーメン職人を育てるという企画の番組で指導者役に・・・.
出演者を怒鳴りつけたり,スープを捨てたり派手なパフォーマンスを演じた.
実際の弟子にも厳しかったようで,「ラーメンの鬼」と呼ばれるようになった.
また,食材に対するこだわりも強く「食材の鬼」とも呼ばれている.
実際に,支那そばやでは,鶏,魚介,小麦粉,塩,玉子など,全国から厳選した一級品の素材で作られていると言われている.
特に麺に対するこだわりが強いとされ,岡田製麺(函館市)のアドバイザーにもなっている.
確かに,麺に関しては,実際に食べてみると納得できるところだ.
支那そばやには,鶴ヶ峰.相模原,横須賀など,関東を中心に暖簾分け店がいくつかある.
特に,スープがぬるいが,支那そばや鶴ヶ峰(横浜市/旭区)が旨い.
札幌狸小路にもあったが,2007年に閉店した.
(2008/1 更新)