華平/札幌 すすきの
味噌バターコーンラーメン\900 ★★★★+
<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その75>
バターラーメン発祥の店として,日本のラーメン史上,欠かせないお店の一つだ.
1964年(昭和39年)ころの創業.
創業者は,西川寛明さんという方のようだ.
華平創業の経緯やバターラーメン考案の秘話は不明だ.
以前は数店舗あったようだが,現在残るのはこの1店舗のみ.
すすきので夜のみの営業だ.
現在のバターラーメンは,角切りバターが載せてあるのが一般的だが.このお店では最初からスープにバターが溶かしてあるのが特徴.
これが元祖だ.
雪降り積もるすすきの.
先客のいない店内は,昭和の艶歌が流れている.
味噌スープは薄味だが,これにバターが加わることによって深いコクと旨味が出ている.
これがバターラーメンの威力だ.
元々は,塩バターラーメンがこのお店のウリなのだが,味噌スープとの相性もいい.
旨い.
めん家の中太縮麺は,モチモチでサッポロラーメンらしい.
コーンは,本質的な要素ではないが,サッポロラーメンらしい形となっている.
店舗のレトロさと相まって,艶歌をBGMとして食べるラーメンは,昔懐かしい.
というわけでノスタルジック度:★★★★★
ただし,観光客向けか,値段の設定はかなり高めだ.
(2011/12)
塩バターラーメン\750 ★★★+
夜8時ころの入店.
まだ.すすきのの酔客はいない.
大将が一人厨房に立っていた.
元祖塩バターラーメンを注文する.
デジカメを忘れたようだ.
携帯で撮影する.
固形のバターがトッピングされているものとばかり思っていたら違っていた.
スープに溶かしてあるのだ.
スープの味とバターの塩気と風味が加わって旨い.
ただ,元のスープに豚骨の臭みが残っているのが残念だ.
具の野菜もバターで炒めてあるようだ.
バターの味がついている.
レトロ感あるラーメンだ.
これが昔ながらの札幌バターラーメンなのだろう.
(2008/4)
■ラーメン 味の華平■
札幌市中央区南5条西6丁目 南向 き
不定休/18:00~
1964年(昭和39年)ころ
<メニュー>
塩ラーメン\750
醤油ラーメン\750
味噌ラーメン\800
バーターラーメン+\50
バターコーンラーメン+\100
など
(2011/12)
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