親子丼\850(ランチ) ★★★★
今日はラーメン定休日.
北海地鶏を使った絶品の親子丼が食べられると聞いてやってきた.
親子丼といえば,少年のころ,母が作ってくれた食.
僕の食の記憶に鮮明に残る味だ.
洒落た店内を観察するに,本来は,北海地鶏を使った上品な肴をメインとするワインバーのようだ.
昼は,ランチサービスの親子丼のみ.
美しい親子丼だ.
大衆食堂の親子丼とはえらく違う.
味噌汁とサラダがついている.
北海地鶏の玉子は,わずかに熱を加えただけのとろとろ状態.
ほとんど玉子かけご飯に近い状態になっている.
熱を加えるのを極力控えて地殿の玉子の良さを引き出そうとする作戦だ.
確かに旨いのだが,ここまで生に近いとその是非は評価が分かれるところだろう.
だし汁は薄味.
甘味控えめな上品な味付けだ.
具の地鶏もも肉は,意外なほど柔らかい.
地鶏特有の堅くて味のある肉を期待していたのだが,旨みは今ひとつだ.
肉も細かくカットされていて,食べ応えに欠けている.
北海地鶏をふんだんに食べているという満足感が沸かないところが残念だ.
なお,ご飯は五穀米だそうだ.
良質な素材にこだわったハイレベルな親子丼であることには間違いない.
問題は,パーツが良質で玉子が半熟でありさえすれば,旨い親子丼となるかどうかという点だ.
北海地鶏といえば,道内の養鶏の未来がかかっている.
その味を最大限に引き出すための工夫を含め,この親子丼の作り方には大いに検討の余地がありそうだ.
(2008/4)
北海地鶏庵 札幌市中央区南2条西5丁目30-3 南向き
2002年(平成14年)オープン.
北海地鶏が食べられる店として一部では有名だ.
北海地鶏(North Bird)というのは,道立畜産試験場で交配された道内唯一の地鶏.
軍鶏,名古屋コーチン、ロードアイランドレッドを掛け合せた三元交配種のようだ.
歌志内の露天掘炭鉱の跡地で試験的に飼育されているそうだ.
今のところ,生産量も少なく生産コストも高いという問題をかかえているらしい.
そのため,北海地鶏を食べられる店は,市内に数店しかないようだ.
そうだとすると,あの値段で北海地鶏をふんだんに使った親子丼を提供できないのも頷けないわけではないが・・・.
(2008/4)
以前は、地鶏塩ラーメン(700円也)という、極旨ラーメンが食べられたのです。復活を望みます。