【閉店】鳳来軒/函館
ワンタンメン\550 ★★★★
ギョウザ\400 ★★★★+
2008.9.27,創業以来60年の歴史を閉じる.
函館ラーメン史に名を刻んだ名店だ.
店主の千田さんは,まだまだお元気だが,いろいろな事情があるようだ.
函館時代,近くに住んでいて,お世話になったお店だけに残念だ,
何とかぎりぎりで食べに行くことができた.
それだけで満足だ,
それにしても,ものすごい数の客だ.
行列ができている上に,次から次へと客がやってくる.
おそらく,創業以来のことだろう.
だから,千田さんも丁寧に作っている暇はない.
客さばきに追われてる.
切れのない味も仕方のないことだろう.
そんなことはどうでもいい.
喧騒の中で,カウンターで身をこごめ,静かに食べて帰ってきた.
最後の「ありがとうございました.」というかけ声は,いつもの千田さんの声だ.
長い間お疲れ様でした.
(2008/9)
塩ラーメン\500 ★★★★★
久しぶりの鳳来軒だ.
函館時代,土曜日のお昼にはよくお世話になったものだ.
開店と同時に入店する.
驚くことに観光客が続々と入ってくる.
知名度は着実に上がっているようだ.
久しぶりの塩ラーメンは,丼も盛り付けも味も値段も以前と全く変わっていない.
懐かしくもある.
札幌のラーメンばかり食べていると,むしろ新鮮にさえ思える.
このクラシックなラーメンはやっぱり旨い.
ご主人は,まだお元気そうだ.
いつまでも店を続けてほしいものだ.
(2008/3)
塩ラーメン\500 ★★★★★
函館に来てまだ日が浅い,
食事は,もっぱら外食だ.
今日は土曜日,お昼,評判のラーメンを食べにこのお店に.
カウンターに座ってビールと塩ラーメンを注文する.
ご主人「ラーメンはもう少し後にするかい.」
気遣いの細やかな優しいご主人だ.
豚骨ベースの透明感あるスープは,深いコクと味がある.
実に旨い.
麺は岡田製麺だろうか.
中細の麺は直に近い.
もちもちしている.
スープとの相性もいい.
具はシンプル.
もも肉叉焼は味がある.
函館でもトップクラスの伝統的函館ラーメンといっていい.
(2002/6)
【閉店】 十字街 鳳来軒
函館市末広町8-1
日祝休/1100~E(1400ころ)
創業1948年(昭和23年).
ご主人は千田正昭さんという方.
創業者が廃業した後,千田さんが引き継いで経営されているようだ.
いかにもこだわりのあるラーメン屋のご主人といった感じの方だ.
千田さんはいつ行ってもにこやかで優しい.
地元の人にも観光客にも人気がある函館を代表する老舗ラーメン屋の一店だ.
店内は,カウンター席数席と4人掛けテーブル席4卓がある.
ラーメンメニューは,塩を筆頭に正油,味噌,五目,
一番人気は,もちろん塩ラーメンだ.
スープは,豚骨ベースだが,仕込むのに麦飯石を入れてカルキを抜くという.
塩は岩塩を溶かした粗塩ののようだ.
ほかには,具がぎっしりと詰まった本格的な手作り餃子が絶品だ.
営業時間は短い.一日約50杯,スープ切れ終了のため,午後2時ころまでには閉店となる.
観光で訪れる際には早めに行こう.
※2008.9.27 惜しまれつつ閉店.
(2008/9)