一風堂/札幌 狸小路
赤チャーハンランチ\900 ★★★++
久しぶりの一風堂だ.
常設メニューが増えている.
赤丸は,さすがの一杯だ.
豚骨白湯は,癖がなくて,かつ,濃厚でコクがある.
NEO博多ラーメンらしい.
シコシコの細直麺もよい.
チャーハンは,油っぽくてこれはいけない.
もう少していねいねいな作りが必要だ.
これでは相方のラーメンが泣いている.
おすすめできない.
(2012/2)
味噌とんこつ赤(冬季限定)\850+ランチタイムサービスライス ★★★★
この札幌で博多勢がどんな味噌ラーメンを喰わせようというのだろうか.
札幌勢への挑戦か.
向かいは,昼間営業も始めた村中系の有力店だ.
スープは,赤丸をベースにした「赤」か白丸をベースにした「白」を選択できる.
麺は,「手もみ縮れ」か「ストレート」を選択できる.
ここは,あえて,赤・ストレートでいく.
予想に反して意外に濃厚な味噌スープだ.
油・にんにくともに強めだ.
刻みたまねぎは,いいアクセントになっている.
火当てした挽肉と,もやしならぬキャベツはおもしろい.
味噌がややしょっぱいのを除けば,ベースの豚骨魚介系のスープがしっかりしていて旨い.
麺は,選択を誤ったようだ.
通常の博多麺よりはやや太め.
麺自体は旨いが,ストレート,かつ,つるつるしているためスープとの絡みが悪い.
スープとミスマッチだ.
ここは,もちもち感のある縮麺のほうがよさそうだ.
全体として,一風堂独自の味噌ラーメンというよりは,札幌味噌ラーメン寄りにアレンジしている感が強い.
しかも村中系寄りだ.
これでは,味噌系に関する限り,真向かいの「空」に軍配を上げざるを得ない.
(2008/12)
博多つけ麺(夏期限定)\800+ランチタイムサービスライス ★★★★++
ラー翁さんから,一風堂のつけ麺が旨いという情報をいただいて行ってみた.
思い出してみると,一風堂のラーメンを初めて食べたのは大名本店.
福岡に出張した1999年12月のことだ.
白丸と赤丸を2杯食べて,博多ラーメンの旨さに驚いたことをよく覚えている.
その後,東京では,恵比寿店,銀座店,六本木店でちょこちょこ食べていたが,札幌では初めてだ.
ましてや,つけ麺があろうとは・・・.
登場したつけ麺は,つけ麺のフォルムができている.
一口,おお,これは何ということだ.
豚骨魚介系つけ麺ではないか.
実に旨い.
麺は,一風堂の麺らしからぬ自家製の太直麺だ.
もちもち感のある旨い麺だ.
つけ麺として十分耐えられる強さがある.
つけ汁は,ややぬるいのが気になるが,素晴らし.
一風堂らしいまろやかなコクと旨味のある豚骨スープに鰹節が強烈に効いている.
豚骨スープの出来がいいだけに,魚介系の旨味が増幅されているのだ.
付属の柚子胡椒を入れるとアクセントがつく.
具の炙り叉焼も旨い.
メンマもいい.
残ったつけ汁にランチタイムサービスのネギ味噌ごはんをぶっ込んで食べる.
これまた旨い.
よく出来た豚骨魚介系つけ麺だ.
すすきの界隈のつけ麺の中ではダントツに旨い.
デフォで麺の量がもう少し多いといいのだが,札幌全体でもトップクラスのつけ麺といっていいかもしれない.
さすが一風堂の名に恥じないつけ麺だと思う.
8月末日までの夏期限定だ.
(2008/8)
■博多一風堂 札幌狸小路店■
札幌市中央区南3条西6丁目8 map
無休/11:00~27:00
2003年(平成15年)
博多一風堂(福岡/大名)の創業は,1985年(昭和60年).
店主は,河原成美さん.
テレビなどにもよく登場するラーメン界の有名人だ.
1986年に㈱力の源カンパニーを設立し,その後,徐々に博多一風堂を全国展開.
一風堂は,博多とんこつラーメンを代表する有名店になった.
<メニュー>
白丸元味\750
赤丸新味\800
一風堂からか麺\850
博多中華ソバ\680
博多つけ麺\850
餃子ランチ(白・赤)\850
チャーハンランチ(白・赤)\900
など
(2012/2)