萬字醤油屋本店 サンピアザ店/札幌 新さっぽろ
給食献立(一年生)\787 ★★★★++
<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その12>
1955年(昭和30年),萬字炭坑(空知郡栗沢町/現:岩見沢市)で創業.
萬字醤油屋本店・おとん食堂(岩見沢/栗沢)の支店だ.
名物メニューの給食献立が一年生と六年生の2種類になった,
給食一年生は,小鳩らーめん・ちゃーはん・おかず・ヤクルトのセットだ.
小鳩らーめんのスープは,動物系+野菜系の優しい醤油味.
やや甘めで実に昔懐かしい.
これに中細のモチモチ麺がよくマッチしている.
チャーハンがこれまた昔懐かしい.
よく火当てされてパラパラだ.
ラードの甘味も感じられて,なかなかいける.
おかずは,ごま油で炒めたもやし.
冷やしてあるが,これもシンプルでノスタルジックな味わいだ.
このお店のラーメンを食べていると,少年時代を思い起こさせる昭和レトロな演出と相まって,昭和ノスタルジーは最高潮に達するのだ.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
(2011/9)


総本店は,岩見沢/栗沢にある.
萬字炭坑で生まれた昭和レトロなラーメンをウリにしている.
僕のメインテーマでもある.
なかなか行く機会がないので,とりあえず新札幌のサンピアザ店へ・・・.
店舗は,小学校などをモデルに昭和のレトロ感溢れる演出がしてある.
小上がりには,円いちゃぶ台や,昭和30年代に一般家庭に浸透し始めた古いテレビなどが置いてある.
これで鉄腕アトムや鉄人28号を見た記憶がよみがえる.
作り物はあまり好きではないが,雰囲気はよく出ている.
水もアルマイトのカップで出てくる.
少年のころを思い出す.
1日10食限定の給食を注文する.
小鳩らーめん,おにぎり,おかず,牛乳のセットだ.
牛乳は,昔懐かしいフルーツ牛乳を選択.
アルマイトのお盆で出てくるあたりは給食らしい.
小鳩らーめん
スープは,鶏ガラ・豚骨・野菜などがベースのようだ.
やや甘目のスープは,昔懐かしい.
醤油の感じもいい.
昔懐かしい中華そばのスープだ.
麺は,中太縮麺,
柔らかめだがコシがある.
これが昭和のラーメンの雰囲気を盛り上げている.
縁の黒い叉焼は,ホロホロ系でなかなか旨い.
煮卵もいい.
おにぎり
とにかく大きなおにぎりだ.
優に茶碗2善分くらいはある.
中身は,肉・おかか.
握りが柔らかいため,おみぎり特有の旨味に欠けるところが残念だ.
おかず
ごま油で炒めたもやしと青菜だ.
確かに昔風ではあるが,実感がわかない.
むしろ,切り干し大根,おからの煮付け,ひじきの煮付けなどのほうが良いのではないか.
びん牛乳
白,コーヒー.フルーツの三種から選べる.
フルーツ牛乳は,メグミルク製.
懐かしい.
これを飲むのは四十数年ぶりくらいだろうか・・・.
ただし,口の部分のビニール包装が良くない.
昔は,フワフワのビニールだった.
凝るなら特注すべきだろう.
確かに小鳩ラーメンは,昭和レトロな旨いラーメンだ.
給食という発想もなかなかいい.
(2008/10)
■萬字醤油屋本店 サンピアザ店■
札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7-4 サンピアザメトロモールB3F
無休/10:45~LO21:20(土日祝10:30~)
1955年(昭和30年)

北海道空知郡の萬字市街で小鳩ラーメン店の屋号で創業.
現在の二代目になって醤油屋本店と改称したようだ.
総本店は,岩見沢/栗沢にある.

<メニュー>
小鳩らーめん\577
醤油らーめん\577
萬字らーめん\630
野菜らーめん\735
五目あんかけ\787
など
らーめんとミニちゃーはん,中華丼,なつかしおにぎり,とろろごはんなどとのセットメニューがある.
(2008/10)
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