幸楽食堂/札幌 月寒東
チャシューメン(塩)\750 ★★★★+
<札幌ノスタルジックラーメンシリーズ その107>
1965年(昭和40年)創業.
月寒中央駅近くにある昭和の小さな大衆食堂だ.
前回の訪問時は,じいさんとばあさんでやっていたが,今日はじいさん一人だ.
しかも,じいさんは足を悪くされたそうで,調理さえもつらそうだ.
動物系・野菜系・魚介系など様々な要素が混じり合った旨味とコクのある濁りスープが特徴だ.
その甘味が昭和の郷愁を誘う.
これに,和田山のやや緩い中太縮麺が昭和のラーメンらしさを増幅させている.
肩ロース叉焼は,味のある昔ながらのもの.
これも旨い.
しみじみとした昔懐かしい旨いラーメンだ.
というわけで,ノスタルジック度:★★★★★
それにしても,じいさんの足の状態は良くないようだ.
長く続けてもらいたいのはやまやまだが,反面,無理をされないほうがよいようにも思う.
このお店で食べてみたい方は,早めに訪問したほうがよいだろう.
(2012/3)

昭和の小さな大衆食堂だ.
お昼,先客2名は常連さんだ.
正油ラーメンを注文する.
おっと,これは・・・.
札幌ラーメンとは方向性の違うスープだ.
煮干し,昆布,節系魚介の味が強く出た和風醤油味だ.
甘いところが何とも昔懐かしい.
味のバランスが完璧とはいえないが旨い.
麺は,和田山の中太麺.
柔らかめだが,このスープにはこれがいい.
具は,昔風ラーメンのそれ.
黒縁叉焼は,昭和の叉焼だ.
札幌で一つ他とは違う食堂ラーメンを食べた気がする.
ご主人は,足を悪くされたようだ.
「まだまだ頑張りますので,また寄ってやってください.」
帰り際のそんなご主人の言葉が胸を打った.
(2009/2)
■幸楽食堂■
札幌市豊平区月寒東1条7丁目1-39 map
日祝休/11:00~20:30
1965年(昭和40年)
<メニュー>
ほかに,煮魚などの料理がカウンター上のケースの中に入っている.
(2012/3)