不如帰/東京 幡ヶ谷
そば(醤油)\750 ★★★★++
鳴かずとも 鳴かせてみせう 不如帰
暖簾に書いてある.
しかも,どう見ても,ほととぎすならぬペンギンのような鳥がラーメンを喰っているパネルも貼ってある.
このお店,信長風でも家康風でもなく,秀吉風で行こうということなのだろうか.
まあ,それもいいだろう.
おっと!,スープは僕の好物のは蛤(はまぐり)味だ.
ベースは豚骨清湯だが,蛤の旨味がじゅわっと効いている.
醤油の風味も良く.胡椒のスパイス感もあって実に旨い.
麺は,わずかにウェーブのかかった中細麺.
低加水のシコシコ麺だ.
麺自体に甘味があって,これが蛤スープと絡むと更に旨い.
穂先メンマや叉焼も秀逸だ.
珍しい食材を使ったラーメンだが,ハイレベルだ.
スープを一口飲んだとき,思わず「おっと!」と声に出しかけたが思いとどまった.
不如帰の鳴き声を聞けなかった店主は,さぞかし悔しいことだろう.
裏不如帰の煮干しも期待できる.
(2009/7)
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不如帰 ほととぎす
東京都渋谷区幡ケ谷2-47-12
金休/11:30~15:00 18:00~21:30(木日11:30~15:00 木:裏不如帰として営業)
2006年(平成18年)
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東京のラーメン好きなら誰もが知っている隠れ家的ラーメン屋だ.
六号通り商店街から入った裏路地にあって場所が分かりにくいのだ.
店主は,永福町大勝軒や中田兄弟(東京/明大前)で修行されたようだ.
薄暗い店内はシック.
テーブル席もあるようだが,カウンター数席と狭い.
メニューは,そば(醤油・塩)とつけそば(醤油・塩)がメイン.
裏不如帰は,煮干しがテーマだ.
(2009/7)
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