東池袋 大勝軒/東京 東池袋

中華そば\700 ★★★★++

東池袋 大勝軒/東京 東池袋 

中野大勝軒でもりそばをメニュー化した山岸さん.
昭和36年に独立して東池袋大勝軒を開店した.

もちろん,もりそばの人気は高かったようだが,メニューの中心は中華そば.
これまた昭和30年代の昔懐かしい東京ラーメンを代表する一杯だ.

今日も,山岸さんが店の表の券売機の脇に座って客を迎え入れられている.
お元気だ.

スープは,動物系+魚介系の醤油味.
魚介系は,節と煮干しが中心だが,節の旨味が前面に出ている.
これが旨くて何とも昔懐かしい.

麺は,自家製の多加水卵中太麺.
コシのあるツルモチ麺だ.
柔らかな味と口当たりがこれまた昔懐かしくて旨い.

叉焼,メンマにゆで玉子.
具はどれをとっても昔ながらの作りだ.

老若男女に今なお支持されている昭和の東京ラーメンだ.
(2011/5)

特製もりそば\700 ★★★★

東池袋 大勝軒/東京 東池袋

移転後の初訪問だ.
高速の高架下にある店舗は,真新しい.
もちろん行列はあるが,店舗が広くなったせいか回転が速い.
旧店舗時代とは雲泥の差だ.

お店の外に置かれた券売機の脇に山岸さんが座っておられた.
挨拶して食券を買い,列に並ぶ.
ほどなくして入店.

麺もつけだれも基本的に旧店時代と変わらない.
もちもちの中太直麺に甘味と酸味があるライトなつけだれだ.

山岸さんが考案したつけ麺が誕生してから半世紀余.
現代のつけ麺は,大いに進化した.
それでも,このつけ麺は,なお存在意義は失っていないというべきであろうか.
(2009/9)


東池袋 大勝軒
 東京都豊島区南池袋2-42-8
 無休/11:00~23:00(スープ切れ終了)
 1961年(昭和36年)
 http://www.tai-sho-ken.com/ 

東池袋 大勝軒/東京 東池袋
(写真左下 客を出迎える山岸一雄氏)

東京の超有名店だ.

創業者は,山岸一雄氏.
現在の店舗から100メートルほど離れたところで開店した.
2007年3月,この地区の再開発のため閉店.
ともに山岸氏も引退した.
現在のお店は,弟子の飯野氏が暖簾を受け継いで2008年1月にオープンした.

荻窪丸長の創業者の一人坂口正安氏が,遠縁に当たる山岸一雄氏と中野大勝軒を開いたのは昭和26年.
ここで山岸氏が考案したのがつけそば(つけ麺)だ.
昭和30年のことだ.

昭和36年,山岸氏は独立して東池袋大勝軒を創業.
自ら考案したつけそばに改良を加え,もりそばとして提供した.
昭和50年代のつけ麺ブームを経て,東池袋大勝軒のもりそばは一躍有名となった.
連日長蛇の行列.日本一長い行列のできる超有名店となったのだ.

旧店舗は創業当時のまま.
昭和30年代の街のラーメン屋そのものだった.
古びたテーブル,カウンター,パイプ椅子.
僕が学生時代に食べていた小汚い大衆食堂やラーメン屋の姿がそこに残っていた.
昭和の古き良き時代,地元の人がこのお店でのんびりとラーメンをすすっていたのだろう.
そんな情景が思い出されたものだ.
(20096/9)


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