永楽/東京 大井町
ラーメン\600 ★★★★★
久しぶりの大井町東小路だ.
というか,昼間に来たのは初めてだ.
飲食店が密集する昭和レトロな小路は,夜の世界がぴったりなのだ.
永楽へ・・・
何と,年配客で行列ができているではないか.
まあ,それも頷けることだが・・・
しばし待って入店.
注文は,もちろんこれだ.
スープは,動物系+野菜系の旨味たっぷりの濃いめの醤油味.
しかも,クリアで切れ味がよい,
これにたっぷりの油と揚げ葱がスープに独特のコクと旨味をを与えている.
感動的な実に旨いスープだ.
麺は,自家製の平打ち太麺.
柔らかめだが,つるつる,かつ,もちもちの旨い麺だ.
スープとよく合っている.
これがレトロ感を掻き立てる.
たっぷりと入ったもやしは,清涼感すら感じる.
厚切りの黒縁叉焼は,肉の味たっぷり.
味玉は,叉焼のつけダレで煮込んだものだ.
元祖味玉の店「漢珍亭」(東京/荻窪)の味玉を彷彿させる.
スープ,麺.具が一体となって独自のラーメンの世界を形作っている.
昔懐かしくもあり,かつ,パンチがある.
決して現代の旨いラーメンに劣らない魅力ある.
未だに人気があるのも頷ける.
(2010/5)
中華そば 永楽
東京都品川区東大井5-3-2
月3火休/11:30~22:00
1952年(昭和27年)
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大井町東小路は,戦後間もない昭和の面影を残す飲食店街だ.
小路の入口には東小路と書かれた大きな看板がかかっている.
約60ほどの店がひしめく狭い小路は,その全てが昭和の大衆食堂の世界そのものだ.
大衆酒場,洋食屋,寿司屋など,どの店も安くてうまい.
永楽は,東小路の中程にある.
店内には,大きなコの字型のカウンター席とテーブル席がある.
広い店内は,いつも客で賑わっている.
カウンターの中の厨房の中央には,ステンレス製の大きな台が置かれている.
その上に30個くらいはあろうか,たくさんの丼が並べられている.
次から次へと来る注文をこなすためなのだろう.
麺を茹でるのは店主らしき初老の男性.
ほかに2~3名の男性が黙々と調理をしている.
活気がある.

メニューは,ご覧のとおり.

大井町東小路には,飲食店が密集している.
昭和レトロな小路だ.
(2010/5)
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