王ろじ/東京 新宿三丁目
とん丼(カツカレー)\950 ★★★★★
カツカレー発祥のお店は,浅草にあった河金(現:入谷)とされている.
だが,このお店だという説も有力だ.
登場したとん丼は,丼に盛られたカレーに,棒状のとんかつをカットしたものが屹立している.
ほかに例を見ないビジュアルだ.
衣は,がっちりとカリカリに揚がっている.
それでいて,肉の中心部は,レア.
柔らかくてジューシーで実に旨い.
これにかけられたトンカツソースがカツの味をグーンとアップさせている.
カレーソースは.ブイヨンの効いた具のないビーフ味.
カツカレー用だ.
小麦とカレーパウダーで作られたクラシックな本格的カレーソースだ.
やや甘めでピリ辛なところもレトロ.
これがカツと絶妙にマッチしているところが素晴らしい.
歴史の重みがしっかりと感じられる重厚な味わいだ.
現代のカツカレーの追随を許さないところが凄い.
大正ロマンの息吹が現代のここにある.
(2010/7)
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王ろじ
東京都新宿区新宿3-17-21
水休(祝翌日休)/11:00~15:00 16:30~20:30
1921年(大正10年)
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老舗とんかつ専門店だ.
伊勢丹の裏路地にひっそりとある.
店名は,路地の王様の意.
現在は,二代名の経営.
初代は,フレンチの出身だ.
このお店は,”とんかつ”の命名店としても知られている.
それまでは,ポークカツレツと呼んでいた.
もちろん考案店は,煉瓦亭(東京/銀座)だ.
店舗は,創業当時のままではないが,そこはかとなくレトロ.
カウンター数席とテーブル席数卓.
昼時は,行列を覚悟する必要がある.
<メニュー>
とんかつセット \1650
エビフライセット \1550
とん丼(カツカレー)\950
インディアンカレー(ビーフカレー)\850
とんサンドイッチ \950
とんかつ \1050
串とん \1050
とん汁 \400
王ろじ漬 \200
など
(2010/7)
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